火災保険のキャンペーンに騙されるな!プロが火災保険の選び方を解説

記事内に広告を含みます

火災保険は値引き交渉に応じてもらえず、提示された料金で契約を結ぶしかありません。このため、火災保険はどうしても割高感があるのですが、スマホ契約のようにキャンペーンでキャッシュバックなどあれば、実質の値引きになりますし、お得に火災保険に加入できそうですよね。

そこで、ここでは保険会社などがおこなっているキャンペーンの現状や、キャンペーンを利用する上での注意点について詳しく解説していきます。さらにおすすめの火災保険選びのポイントも合わせてご紹介していきます。

火災保険のキャンペーンは縮小傾向に

以前は火災保険の見積もり依頼をしただけで、QUOカードやギフト券などをもらえるキャンペーンが行われていました。特に力を入れていたのが保険の相談サイトで、積極的なプレゼントキャンペーンを行って、利用者を増やしていました。

ところが、火災保険は保険業法によって、キャッシュバックや割引などが禁止されており、換金性の高いプレゼントが違法にあたるということから、現在ではQUOカードやギフト券などがもらえるキャンペーンを行っている業者はほとんどありません。

ただし、まったくなくなったわけではなく。保険会社や保険代理店、保険一括見積りサイトなどは◯周年記念といった特別なときにキャンペーンを行っています。また保険相談サイトでは、相談をした人に対して、2,000円程度のお米やお肉などをプレゼントするキャンペーンを行っています。

いずれにしてもキャンペーンは縮小傾向にあり、保険会社はキャンペーンよりも火災保険の中身で勝負する時代になっています。少し前に家を建てた知人から「◯◯は商品券をもらえるから使ったほうがいい」とアドバイスされるかもしれませんが、もうそういう時代ではなくなっていることを頭に入れておきましょう。

キャンペーン以外で火災保険がお得になる方法

キャンペーンとは少し違いますが、キャンペーンでもらえるプレゼントよりもお得に火災保険を契約できる方法が2つあります。

  • 楽天損保を利用する
  • クレジットカード払いを選ぶ

楽天損保は楽天ポイントを貯めることができ、クレジットカードも火災保険の支払いでポイントを貯められます。それぞれの方法について、もう少し詳しく解説していきます。

楽天損保を利用する

楽天損保は保険料の1%を、楽天ポイントとして貯めることができます。保険料が30万円なら、なんと3,000ポイントも貯まります。もちろん楽天市場での買い物に使えますし、他の楽天サービスの支払いにも利用できます。

さらに楽天カードで支払いをすると、楽天カード利用ポイントも加算されます。それだけでなく、楽天カードで保険料を払った翌月は、楽天市場での獲得ポイントが最大5倍になるといったメリットもあります。

貯まったポイントで火災保険の支払いもできますので、楽天市場や楽天グループのサービスを頻繁に使うという人は楽天損保のお得な火災保険への加入がおすすめです。

クレジットカード払いを選ぶ

楽天損保はとてもお得ですが、火災保険の比較検討をした結果、自分には適していないと判断することがあります。そういう場合には、クレジットカード払いのできる火災保険を選びましょう。クレジットカード払いなら、カードのポイントを貯めることができます。

貯めたポイントは商品に交換したり、ANAやJALのマイルに交換したりできます。還元率や交換できる商品はクレジットカード会社によって違いますが、現金払いよりもお得であることは間違いありません。

丸尾
丸尾

ただしクレジットカード払いでも、保険料を月払いにしてしまうと保険料の総額が上がってしまうため、トータルで損をしてしまいます。そうならないためにも、クレジットカード払いをするときには一括払いにして、保険料をまとめて払ってしまいましょう。

火災保険のキャンペーン!3つの注意点

火災保険の加入を検討しているときに、キャンペーンが開催されていたら、お得に活用したいろことです。ただし、利用するにあたって、頭に入れておいてもらいたい注意点がいくつかあります。どのような点に気をつければいいのか見ていきましょう。

プレゼント目当ての申込みはNG

保険相談サイトのプレゼントキャンペーンは、保険相談サービスを申込み、面談後のアンケートに回答するだけで豪華な食材をもらえます。保険に加入する必要はないので、これを目当てに申し込みをするという人がいますが、これはやめておきましょう。

保険に加入する意思がないと判断されるとプレゼントをもらえないこともあり、時間を無駄にするだけです。また相手は面談のプロですので、話が上手く加入する意思がないのに、気がついたら説得されて火災保険に加入するということもあります。

キャンペーンに申し込むということは、個人情報を相手に渡すことでもありますので、その後の営業電話などがかかってくる可能性もあります。2,000円程度のプレゼントのために、そこまでリスクを負うのは賢明ではありません。キャンペーンは本気で火災保険加入を考えているときに利用しましょう。

キャンペーンによっては対象者が限定されることもある

火災保険のキャンペーンは、キャンペーンごとに対象者が違います。保険相談サイトのように相談とアンケートで全員にプレゼントされるケースもありますが、保険加入者だけがキャンペーンの対象になっているケースもあります。キャンペーンを利用する場合には、必ず対象となる条件をチェックしておきましょう。

また対象期間終了間際に申し込みをすると、相談や手続きをしている間にキャンペーン期間が終わってしまうこともあります。期間が設定されているキャンペーンを利用する場合には早めに動き出し、期間内に対象となる条件を満たせるようにしましょう。

お得なキャンペーンより補償内容を重視する

プレゼントをもらえるキャンペーンはとても魅力的ですが、火災保険で大事なのは保険の中身です。どんなに豪華なプレゼントをもらえたとしても、その結果加入する火災保険が自分に適しておらず、いざというときに十分な保険金を受け取れないのでは困ります。

キャンペーンはおまけのようなものだと考えてください。まず大事なのは自分に最適な火災保険を選ぶことです。そのためには、火災保険についての最低限の知識を学び、自分に必要な補償内容を含んだ火災保険を選ぶようにしましょう。

いくつか絞り込んだ段階で迷ったら、キャンペーンのある火災保険を選ぶという利用方法がおすすめです。どんな魅力的なキャンペーンであっても、保険の中身をしっかりと吟味してから利用してください。

火災保険一括見積もりサイトを使って見積依頼をしよう

キャンペーンよりも自分に適した火災保険を選ぶことが大切とお伝えしましたが、そのためにしなくてはいけないことは、複数の火災保険を比較検討することです。自分の希望する補償内容を含んだ火災保険をいくつかリストアップし、それぞれに見積依頼をしましょう。

そして保険料と火災保険の詳細を確認して、過不足なく自分に敵した保険を選んで契約してください。できれば2〜4社の相見積もりになるのが理想ですが、それだけの見積依頼をするのは手間も時間もかかります。

そこでおすすめなのが火災保険一括見積もりサイトです。一括見積りサイトはキャンペーンをあまり行いませんが、1度の申込みで複数社に見積依頼ができるので、時間の節約ができます。キャンペーンで2,000円程度のプレゼントをもらうよりも、時間を節約できるほうがよっぽどお得です。

丸尾
丸尾

もちろん1社だけに見積依頼をして、契約するほうが時間の節約ができますが、それでは提示された保険料が高いのか安いのかも判断できませんよね。

最適な保険を選ぶためには、比較するということがとても重要になりますので、効率よく自分に合った火災保険に加入したいのであれば、火災保険一括見積もりサイトを利用しましょう。

まとめ

火災保険の保険料は決して安いものではないので、少しでもお得に契約したいと思うかもしれませんが、残念ながら現在は換金性の高いプレゼントをもらえるキャンペーンは行われていません。相談することでプレゼントをもらえるサービスもありますが、もらえるのは2,000円程度の商品です。

プレゼントされるとなると、ついついそのサービスを利用したくなりますが、トータルで考えたときに、必ずしもキャンペーンを行っているサイトがお得になるとは限りません。火災保険で大切なのは、あくまでも保険の中身であってプレゼントではないということを忘れないでください。

また、保険選びをするときには複数社に見積依頼をして、保険料や火災保険に含まれるサービスなどを比較しましょう。同じ補償内容でも保険会社によって保険料や付帯サービスが違います。選択できる特約などにも違いがありますので、それらをしっかりと比較して選びましょう。

1社ずつ見積依頼をするのが大変なら、火災保険一括見積もりサイトを利用してください。ちなみに火災保険の窓口では一括見積りをするだけでなく、保険選びのアドバイスも対応していますので、自分で火災保険を選ぶのが難しいという人は、ぜひ保険選びに活用してください。