火災保険帳https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp火災・地震保険に役立つ情報や意外と知らない活用方法を大公開Mon, 23 Dec 2024 00:45:54 +0000jahourly1https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/wp-content/uploads/2024/07/cropped-Kasai-hoken-cho-aicon-32x32.png火災保険帳https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp3232 あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」のデメリットを徹底解説https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/aioinissay/Mon, 23 Dec 2024 00:45:50 +0000https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/?p=1172

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火災保険を選ぶときに重要なのが、保険会社の信頼性です。どれほど優れた保険商品であっても、保険会社が倒産したり、不払い問題を起こしたりするのでは安心して利用できません。そのため、火災保険を選ぶ場合、業界大手で信頼性の高いあいおいニッセイも候補の一つとして検討している人も多いかと思います。

しかし、あいおいニッセイには大手保険会社ならではのデメリットも存在し、誰にでもおすすめできる火災保険というわけではありません。そこで、この記事では、あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」のデメリットについて、詳しく解説していきます。

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」のデメリット

あいおいニッセイは、2024年のオリコン顧客満足度調査において、火災保険部門で総合7位にランクインしています。前年の9位から2つ順位を上げていますが、業界大手としてはやや低めの評価にとどまっています。利用者の満足度がそれほど高くない背景には、いくつかの理由があります。

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」には、以下の5つのデメリットがあり、顧客満足度が伸び悩む原因となっています。

  • 三井住友海上「GK すまいの保険」と同じ補償内容
  • 契約プランの自由度が低い
  • 特約の種類が多すぎて把握するのが難しい
  • 割引制度がほとんど用意されていない
  • インターネットで契約できない

それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。

三井住友海上「GK すまいの保険」と同じ補償内容

火災保険の比較検討を進めている人なら、すでに気付いているかもしれませんが、あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」は、三井住友海上「GK すまいの保険」とほぼ同じ補償内容となっています。

これは、あいおいニッセイと三井住友海上の両社が、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(以下 MS&AD HD)の傘下であることが関係しています。

丸尾
丸尾

MS&AD HDの社長は、2社の共通化作業を行っており、将来的に合併の可能性も視野に入れていると明言しています。

補償内容以外の面で両社に違いはあるものの、火災保険商品として大きな違いがない場合、より会社規模の大きい三井住友海上のほうが安心感はあります。実際、オリコン顧客満足度調査では、三井住友海上は5位で、あいおいニッセイは7位と、わずかに三井住友海上が上位に位置しています。

現時点では、この点をそれほど大きなデメリットに感じないかもしれません。しかし、将来的な合併の可能性を考慮すると、あいおいニッセイの火災保険は選びたくなる決定的な理由に欠けるという点は、デメリットとして把握しておくべきポイントになります。

契約プランの自由度が低い

暮らしの多様化が進む中で、近年の火災保険では「自分でカスタマイズできる」商品の人気が高まっています。それらの商品は「火災、落雷、破裂・爆発」に対する補償を基本とし、その他の災害に対する補償を契約者が選ぶことで、最適な補償内容にカスタマイズできます。

ところが、あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」は、固定された5つの契約プランから選択する形式を採用しており、自由度が低くなっています。

さらに、他社では個別で選ぶことができる「建物外部からの物体の落下・飛来・衝突等」と「騒擾、労働争議に伴う暴力・破壊行為」が、「破損、汚損等」とセット扱いになっています。このため、必要な補償だけを選ぶことができません。

丸尾
丸尾

幅広い補償を受けられる点はメリットでもありますが、不必要な補償に対しても保険料を支払うことになり、保険料がそれほど安くないことを考慮すると、大きなデメリットになります。

特約の種類が多すぎて把握するのが難しい

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」は、契約プランの自由度が低い代わりに、多彩な特約を用意しており、自分に合った火災保険を構築できます。

丸尾
丸尾

特約の種類が豊富であることは一見するとメリットでもありますが、種類が多すぎて全体を把握しきれない状態になっています。

具体的にどのような特約が用意されているのか見ていきましょう。

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」には、賃貸住宅入居者向けのオプション特約も含め、以下の特約があります。

  • 事故時諸費用(火災・風水災等限定)特約
  • ライフライン停止時仮すまい費用等特約
  • 類焼損害・失火見舞費用特約
  • 日常生活賠償特約
  • 受託物賠償特約
  • 弁護士費用特約
  • 建物全壊時一時金特約(地震・噴火・津波)
  • 特定機械設備水災補償特約
  • 建物省エネ化費用特約
  • 建物電気的・機械的事故特約(専用・併用住宅用)
  • 屋外明記物件特約
  • 自宅外家財特約
  • 家財明記物件特約
  • 借家賠償・修理費用特約

これらをすべて把握し、自分に最適な火災保険を作り上げることがどれほど難しいかは、容易に想像できるかと思います。また、本当に必要な特約に気付かずに見逃してしまう可能性がある点も、あいおいニッセイの火災保険のデメリットになります。

割引制度がほとんど用意されていない

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」は、保険料の安さではなく、充実した補償内容を強みとしている火災保険商品です。このため、保険料を安く抑える手段は、以下の2種類しか用意されていません。

  • 免責金額を設定する
  • 長期契約する
丸尾
丸尾

保険料は火災保険を選ぶ際の重要なポイントの一つですので、割引制度が少ないことは、「タフ・すまいの保険」を選ぶうえでのデメリットとなります。

この点が、他社の商品と比較する際に選択肢から外れてしまう理由になっている可能性があります。

インターネットで契約できない

他社の火災保険には、インターネットで申し込みが可能な商品もあり、ネット完結で契約手続きを進められる商品も増えています。ところが、あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」は、契約に際して代理店を利用する必要があります。

丸尾
丸尾

保険未加入で火災などが起きた場合、修理費用とローンの二重払いになり、支払いで生活が圧迫されローンの滞納につながる可能性があるためです。

代理店を利用することで、保険内容の詳細な説明を受けたり、最適なプランの提案を受けられたりするといったメリットはあります。しかし、仕事が忙しい人や生活圏内に代理店がない人にとっては、インターネット契約ができないことは大きなデメリットになります。

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」の契約プランと補償内容

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」は、補償内容を自分で選ぶのではなく、備えたいリスクに適した契約プランを選べるようになっています。どのような契約プランが用意されているのか見ていきましょう。

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」の契約プラン

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」には、以下5つの契約プランがあります。

  • フルサポートプラン
  • セレクト(水災なし)プラン
  • セレクト(破損汚損なし)プラン
  • セレクト(水災、破損汚損なし)プラン
  • エコノミープラン

手厚い補償を希望する人に適しているのが「フルサポートプラン」で、すべての基本補償を受けることができます。一方、水災や破損・汚損に備える必要のない場合は、それぞれを補償対象外とした「セレクトプラン」がおすすめです。

また、必要最低限の補償内容にすることで保険料を安く抑えた「エコノミープラン」も用意されています。このため、火災保険にお金をかけられない人でも加入できます。

基本補償一覧

プランフルサポートセレクト
(水災なし)
セレクト
(破損汚損なし)
セレクト
(水災、破損汚損なし)
エコノミ
火災、落雷、
破裂・爆発
風災、雹(ひょう)
災、雪災
水災
盗難
水漏れ
騒擾(そうじょう)◯(※)◯(※)
外部からの
落下、飛来等
◯(※)◯(※)
破損・汚損など◯(※)◯(※)

※「建物外部からの物体の落下・飛来・衝突等」および「騒擾、労働争議に伴う暴力・破壊行為」は「破損、汚損等」に包含されています。

自動でセットされる特約

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」は、各プラン共通で以下の特約が自動的にセットされます。

防犯対策費用特約

保険の対象となる建物で、盗難などの犯罪行為が発生した場合、再発防止のために設置した防犯機器の費用などが補償されます。

特別費用保険金特約

建物の損害に対する損害保険金の支払額が、1回の事故で建物保険金額に相当する額に達し、契約が終了する場合、200万円を限度に損害保険金の10%が支払われます。

災害緊急費用特約

補償対象となる損害の復旧にあたり、ブルーシートでの養生など仮修理費用や仮住まいの費用を、必要かつ有益な範囲で補償します。

地震火災費用特約

地震や噴火、津波などを原因とする火災によって建物が半焼以上となった場合、300万円を上限に臨時的に発生する費用の5%が補償されます。

※オプションにより、補償金額を30%もしくは50%に引き上げることも可能です。

バルコニー等専用使用部分修繕費用特約

契約者が管理するマンションなどの専用使用部分(バルコニーや玄関など)に発生した損害に対して、管理組合規約に基づいて契約者が負担する修繕費用を、1回の事故につき1敷地内ごとに30万円を上限として支払ってもらえます。

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」の特徴

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」にはデメリットもありますが、大手保険会社だからこそのサービスも展開しており、他社にはないメリットもあります。どのようなメリットがあるのか、あいおいニッセイの火災保険の特徴を詳しく見ていきましょう。

夜間も休日も社員が事故対応している

保険会社によっては、夜間や休日の事故対応を行わない場合もありますが、あいおいニッセイには夜間・休日専用のサービスセンターがあり、いつでも平日と同様の事故対応サービスを受けられます。

しかも、業務委託したコールセンターではなく、あいおいニッセイの社員が対応するので、以下のような社員の判断が求められる業務にも対応しています。

  • 事故の受付
  • 保険金支払いの可否判断
  • 一般的な相談やアドバイス
  • すでに対応中事案の相談や対応

たとえば、金曜日の夜に排水管の破損で漏水が発生した場合も、迅速に損傷確認のための鑑定人を手配してくれます。

さらに、「保険金が使える」といった勧誘を行う悪徳業者とのトラブルの相談や、信頼できる住宅修理業者の紹介なども、住宅修理サービスに関する相談窓口で、24時間365日無料で対応してもらえます。

すまいの「困った」にもスピーディーに対応

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」に加入すると、以下の頼れるサービスを無料で受けられます。

すまいの現場急行サービス

トイレの詰まりなど水回りのトラブルや、玄関ドアの鍵紛失といったトラブルが発生した際に、専門業者を手配して緊急対応してもらえます。

※無料になるのは、30分以内の一時的な応急修理費用(出張費および作業費)のみです。30分を超える修理費用や部品代金などは契約者の負担となります。

すまいの安心サポート

不動産購入時のトラブルなど、日常生活における法的な疑問について、弁護士が電話相談に応じてくれます。さらに、住宅ローン減税などの税務相談についても、税理士が電話相談にてアドバイスしてくれます。

専用アプリで防災・減災をサポート

あいおいニッセイでは、「あいおいニッセイ同和損保アプリ」を提供しており、防災や減災のためのさまざまなサポートを受けられます。

平時防災家族会議の開催
災害発生時災害発生情報の通知
災害発生後事故報告・保険金請求

専用アプリにはこのような機能が搭載されています。さらに、台風・豪雨・地震による建物被害予想や、大雨・洪水などのリスク情報を確認できるcmapもアプリから利用できます。

災害による被害を最小限に抑えるには情報収集が非常に重要になりますが、あいおいニッセイのアプリを使えば、簡単に必要な情報を集めることができます。

建物診断ソリューションにより建物の状態を確認できる

「あいおいニッセイ同和損保アプリ」から専用Webアプリに接続し、建物の外観写真を提出すると、AIによる画像分析によって建物の外観上の損傷有無を検知してもらえます。

このサービスを利用すれば、定期的に建物に潜むリスクを確認できます。診断結果で「損傷あり」と判断された場合、速やかに補修やメンテナンスを行うことで、災害発生時の被害を最小限に抑えることが可能になります。

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」はこんな人におすすめ

ここまでの説明で、あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」のメリットとデメリットを理解できたかと思います。それらを踏まえて、どのような人にこの火災保険が適しているのかを解説していきます。

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」が適しているのは、以下のいずれかに該当する人です。

  • 都市部などの住宅密集エリアに持ち家が建っている人
  • スムーズに保険金を受け取りたい人
  • しっかり説明を受けたうえで契約したい人
  • ハウスメーカーや金融機関から勧められた人

それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。

都市部などの住宅密集エリアに持ち家が建っている人

あいおいニッセイの火災保険には、地震火災費用特約が自動セットされており、この特約だけでも火災保険金額の5%を地震保険に上乗せして保険金を受け取れます。

丸尾
丸尾

しかもオプションを使うことで30%または50%の補償を追加することができ、地震保険と合わせて火災保険金額の100%まで受け取れます。

対象となるのは地震による火災のみですが、都市部などの住宅密集エリアは、埋立地でもない限り津波のリスクはかなり低くなります。さらに最近の住宅は耐震等級が高く、地震による倒壊のリスクも低くなっているため、地震火災のみの補償で困ることはほとんどありません。

このため、都市部などの住宅密集エリアに持ち家が建っている場合には、地震火災にしっかりと備えられるあいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」が適しています。

スムーズに保険金を受け取りたい人

あいおいニッセイは、保険金の支払いに定評がある保険会社です。オリコンの口コミを見ても、保険金をスムーズに受け取れたという声が多く、不払いが問題となることが多い火災保険においては、信頼できる存在となっています。

災害発生時には、すぐにでも修理費用が必要になるケースが多いため、迅速な対応をしてくれるあいおいニッセイの火災保険は魅力的な商品です。普段から貯金する余裕がなく、いざというときに保険金を確実かつスムーズに受け取りたい人は、あいおいニッセイの火災保険も選択肢に入れておきましょう。

しっかり説明を受けたうえで契約したい人

インターネット契約できない点を、あいおいニッセイのデメリットとして紹介しましたが、必ずしもすべての人にとってデメリットになるわけではありません。たとえば、公式サイトやパンフレットだけでは、保険内容を十分に把握できない人にとっては、代理店での契約が適しています。

丸尾
丸尾

保険未加入で火災などが起きた場合、修理費用とローンの二重払いになり、支払いで生活が圧迫されローンの滞納につながる可能性があるためです。

火災保険は最大5年更新で、そのタイミングで乗り換えられるとはいえ、いつ災害が起きるかはわかりません。妥協することなく、時間をかけてしっかりと検討したいなら、あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」はおすすめの火災保険になります。

ハウスメーカーや金融機関から勧められた人

注文住宅を建てる際、ハウスメーカーや金融機関からあいおいニッセイの火災保険を勧められることがあります。

丸尾
丸尾

この場合、団体割引を適用できるケースもあり、保険料を抑えられる可能性があります。そのような場合には、ハウスメーカーや金融機関を通じて契約するのがおすすめです。

ただし、ハウスメーカーや金融機関の担当者は火災保険の専門家ではないため、最適なプランを提案してくれるとは限りません。それでも、5~10%程度の割引を受けられますし、金融機関の紹介なら、住宅ローンとセットで手続きできるといったメリットもあります。

火災保険商品としてデメリットがあるものの、団体割引を利用すれば、そのデメリットが小さくなるケースも多々あります。そのため、ハウスメーカーや金融機関から勧められた場合は、有力な選択肢として検討する価値があります。

まとめ

あいおいニッセイの火災保険「タフ・すまいの保険」は、三井住友海上の「GK すまいの保険」とほぼ同じ補償内容となっており、将来性だけを考えると、あえて選ぶメリットは少ないかもしれません。しかし、すべてのプランに頼れるサービスが無料で付いているなど、商品全体で見ると、あいおいニッセイを選ぶ価値は十分にあります。

とくに魅力的なのは、アプリを活用した防災・減災サポートと、スムーズな保険金支払い対応です。災害による被害を最小限に抑えられるだけでなく、万が一損害が発生した場合でも迅速に対応してくれるのは、大きなメリットといえます。

都市部などの住宅密集エリアに持ち家がある人や、ハウスメーカーや金融機関から勧められた人にとっては、メリットがデメリットを上回り、高い満足度を得られる可能性があります。ここで紹介したデメリットがさほど気にならない場合には、選択肢の一つとして検討してみることをおすすめします。

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セコム損保の火災保険のデメリット!値上げで保険料が損する?口コミ評判を解説https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/secom-sonpo/Tue, 10 Dec 2024 04:13:09 +0000https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/?p=1151

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」は、保険料の安さに定評がある火災保険です。しかし、保険料の安さと補償内容の充実度はトレードオフの関係にあるため、「安すぎるけど本当に大丈夫なの?」と不安に感じる人もいるかと ... ]]>

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」は、保険料の安さに定評がある火災保険です。しかし、保険料の安さと補償内容の充実度はトレードオフの関係にあるため、「安すぎるけど本当に大丈夫なの?」と不安に感じる人もいるかと思います。

保険料が安いのは大きな魅力ですが、それによってどのようなデメリットが発生するかを事前に知っておくことが重要になります。そこでこの記事では、セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」のデメリットを詳しく解説し、加入前に注意すべきポイントをお伝えします。

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」のデメリット

セコム損保は、日本最大手の警備サービス会社であるセコムのグループ会社で、正式名称は「セコム損害保険株式会社」です。新しい保険会社といったイメージを持っているかもしれませんが、前身となる東洋火災海上保険は1950年創業で、70年以上の歴史があります。

そんなセコム損保が提供する火災保険商品「セコム安心マイホーム保険」は、保険料の安さを強みとしており、2024年のオリコン顧客満足度調査では、前年の6位から4位へと躍進するなど、いま勢いのある保険会社として注目されています。

しかし、この火災保険にはいくつかのデメリットも存在します。「セコム安心マイホーム保険」のデメリットは以下の5つです。

  • 割引制度の対象でないと恩恵が小さい
  • 破損や汚損が基本補償の対象外になっている
  • 過去に保険金の支払いでトラブルを起こしている
  • 「保険金が支払われない」という口コミが多い
  • インターネット契約は条件が厳しい

それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。

割引制度の対象でないと恩恵が小さい

セコム損保の火災保険は、住宅に使用される建物があれば誰でも加入できます。ただし、ホームセキュリティを導入していない場合や、オール電化住宅でない場合には、大幅な割引を受けることができません。

割引制度については、後ほど詳しく解説しますが、ホームセキュリティを導入していると、保険料が最大41%も安くなります。「保険料が高い」といった口コミもありますが、その多くは、保険料が割引されていないことが原因と考えられます。

丸尾
丸尾

割引制度の対象だと思っていたのに、条件が合致せず対象外となり、保険料が高くなることもあります。

自分の持ち家が、割引制度の対象になるのか、事前にしっかり確認しておいてください。

破損や汚損が基本補償の対象外になっている

他社の火災保険では、多くの場合「破損・汚損」が基本補償に含まれていますが、セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」では基本補償の対象外となっています。

ただし、「破損・汚損損害等補償特約」が用意されているため、オプションとして追加することで補償対象にできます。しかしながら、火災保険に詳しくない人はこの特約に気付かない可能性があります。必須となる補償ではありませんが、存在に気付かないことには検討もできません。

なお、破損・汚損損害等補償特約には3万円の免責金額が設定されており、3万円以下の家財損害ですと補償を受けられませんのでご注意ください。

過去に保険金の支払いでトラブルを起こしている

セコム損保は、過去に「付随的な保険金の支払い漏れ」や「第三分野商品の不適切な保険金不払い」を起こしており、信頼性に不安があります。ただし、15年以上も経過しており、業務改善も行われていますので現在は問題ないです。

丸尾
丸尾

火災保険は、保険会社の信頼性が非常に重要です。

そのため、過去の実績から保険金の支払いが確実でない可能性が少しでもある場合、それだけで選択肢から外すべきだと考える人もいるでしょう。

これらのトラブルを「過去の問題」と割り切れる人にとっては大きな問題にはなりませんが、同じことが再発する可能性を懸念する人にとっては、大きなデメリットになります。

「保険金が支払われない」という口コミが多い

セコム損保は過去のトラブルだけでなく、現在も「保険金が支払われない」といった口コミを多く見かけます。インターネット上の口コミであるため、どこまで信用できるかはわかりませんが、火のない所に煙は立ちません。

さらに、保険金申請の際に、代理店の担当者から高圧的な態度を取られたという口コミもあり、スムーズに保険金を受け取れないケースも目立ちます。

それでも、オリコン顧客満足度が4位にランクインしていることを考えると、不払いが発生するケースは少なく、ほとんどの契約者は問題なく保険金を受け取れています。不払いは気になる口コミではありますが、「そういうこともある」くらいに考えておきましょう。

インターネット契約は条件が厳しい

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」は代理店だけでなく、インターネットからも契約できます。しかし、インターネット契約には厳しい条件が設定されており、これがデメリットとなっています。以下はその条件の例になります。

  • 保険料の支払回数は1回払いか年払いのみ
  • 保険料の支払方法はクレジットカードのみ
  • 他社で火災保険に加入している場合は満期による乗り換えであること

このような条件が設定されており、これらの条件をひとつでも満たさない場合には、代理店で契約する必要があります。

また、2024年11月24日現在、インターネットでの申し込みは「メンテナンス中」となっており、受付再開時期については明らかにされていません。

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」の契約プランと補償内容

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」には、シンプルでわかりやすい契約プランが用意されています。どのような契約プランがあるのか、詳しく見ていきましょう。

セコム安心マイホーム保険の契約プラン

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」には、3つの契約プランがあり、必要な補償内容に応じて、最適なプランを選ぶことができます。

あらゆる損害に備えたい人に最適なプランです。火災、自然災害、盗難など幅広いリスクに対応しており、包括的に補償を受けられます。

ワイドプランから水災補償を外したプランで、水災リスクが低い地域や住環境の人に向いています。とくにマンションなど、水害リスクが少ない住まいの場合におすすめです。

必要最低限の補償内容で構成されており、保険料を抑えたい人に最適です。警備サービス会社のセコムのグループ会社らしく、盗難被害も補償対象に含まれています。

基本補償一覧

プランワイドベーシックスリム
火災、落雷、破裂・爆発
風災、ひょう災、雪災
水災
盗難
水漏れ
騒そうじょう
外部からの
落下、飛来等
破損・汚損など特約特約特約

自動でセットされる費用補償とサービス

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」は、全プラン共通で6つの費用補償と「事故発生時の安心サービス」が自動でセットされています。それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

「セコム安心マイホーム保険」では、建物や家財の修理にかかる費用だけでなく、以下の3つの費用も損害保険金として補償されます。

  • 残存物取片づけ費用
  • 損害範囲確定費用
  • 仮修理費用

この費用を含めた損害額が保険金額を超える場合、1回の事故につき保険金額の30%に相当する額を限度として、上記3つの費用を支払ってもらえます。

「火災」「破裂・爆発」「盗難」の事故で損害保険金が支払われた場合、再発防止やリスク軽減のためにかかった費用を、1事故につき採光50万円まで支払ってもらえます。

たとえば、自宅で盗難にあった場合、再発防止のために金庫を購入したり、監視カメラシステムを導入したりすると、セキュリティ・グレードアップ費用として負担してもらえます。

補償対象としている建物の水道管が凍結によって損壊した場合、その修理費用を補償してもらえます。ただし、屋外水栓などの屋外設備や装置は補償対象外となります。

火災、落雷、破裂・爆発による損害を防止するためにかかった費用(消火薬剤等の再取得費用など)が、所定の条件を満たした場合、セコム損保が費用を支払ってくれます。

基本補償プランに含まれる事故によって、マンションのバルコニーなどの専用使用権付共用部分が損害を受けた場合、管理組合の規約等に基づいて修理した費用を補償してもらえます。

セコム損保が損害保険金を支払うことにより取得する「他人に対する損害賠償請求権」の保全や行使に必要となる費用を、セコム損保が負担してくれます。

盗難事故によよってガラスや鍵が壊された場合、セコム損保が修理業者の手配を行い、保険金で業者に修理費用を支払ってくれます。

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」の特徴

セコム損保の火災保険のデメリットを把握したことで、利用しても大丈夫なのか不安になった人もいるかと思います。ただし、デメリットは検討するうえでマイナス要因になりますが、セコム損保の火災保険だからこそのメリットもあります。

ここでは、セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」にどのようなメリットがあるのか、その特徴について詳しくご紹介していきます。

割引制度により保険料が安くなる

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」の大きな強みは、保険料の安さです。この安さを実現しているのが、3種類の割引制度です。これらを活用することで、保険料を大幅に抑えることができます。

ホームセキュリティ割引

火災や盗難の危険を警備会社が常時監視している機械警備を導入し、かつ有効に機能している場合、以下の割引を受けることができます。

M構造約5〜41%OFF
T構造約4〜26%OFF
H構造約3〜25%OFF

オール電化住宅割引

オール電化の住宅を補償対象とする場合、以下のオール電化住宅割引を受けられます。

M構造約4〜33%OFF
T構造約4〜21%OFF
H構造約2〜20%OFF

長期年払割引

保険期間を2~5年で設定し、保険料の払込方法を年払いにすると、保険料が以下のように割引されます。

割引率約2〜5%OFF

インターネットでも代理店でも契約できる

一般的な火災保険商品は、代理店またはインターネットのどちらか一方でしか契約できない場合がほとんどです。ところが、セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」はインターネットと代理店の両方に対応しています。

契約内容をしっかり理解したうえで利用したい場合には、代理店を利用することで対面での説明を受けられます。さらに、最適なプランやオプションの提案を受けられるため、火災保険に詳しくない人でも安心して契約を進められます。

一方、インターネットで契約は、忙しくて代理店に行く時間がない人や、火災保険の知識があり、自分で契約内容を決められる人に適しています。

このように、自分に適した方法で契約できるのが、セコム損保の火災保険の大きな魅力になります。

注意

※2024年11月24日現在、サイトのメンテナンス中のため、インターネットでの契約ができない状態にありますのでご注意ください。

契約プランがシンプルでわかりやすい

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」は、契約プランが3種類しかありません。それぞれのプランに特約を追加することで、必要な補償を構成するというシンプルな仕組みになっています。

火災保険は競争が激しいため、多くの商品でさまざまなサービスを追加しています。一見おトクに見えますが、サービス内容が複雑すぎて、火災保険に詳しい人でも全体を把握するのが難しいケースも少なくありません。

丸尾
丸尾

その点、セコム損保の火災保険は、シンプルで直感的に理解できる内容となっているため、火災保険に詳しくない人でも迷うことなく契約を進められます。

基本補償に免責金額を設定できる

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」は、もともと保険料が安い点が強みですが、さらに保険料を安く抑えたい人のために、免責金額を設定できるようになっています。

たとえば、免責金額を「5万円」に設定した場合、基本補償のすべての事故に対して、5万円の免責金額が適用されます。具体的には、風災で窓ガラスが割れて7万円の損害が発生した場合、免責金額を差し引いた2万円が損害保険金として支払われます。

丸尾
丸尾

満額の保険金を受け取れないというデメリットはありますが、それだけ保険料が安くなるというメリットもあります。

このため、保険金の一部を自己負担することで、月々の保険料を抑えたいと考えている人には、免責金額を設定できる仕組みは大きなメリットになります。

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」はこんな人におすすめ

ここまでの説明で、セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」について理解できたかと思います。それでもまだ、利用するか迷っている人もいるかもしれません。そこで、ここではどのような人に適した火災保険なのかを詳しく解説していきます。

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」が適しているのは、以下のいずれかに該当する人です。

  • ホームセキュリティに加入している人
  • オール電化住宅で暮らしている人
  • シンプルでわかりやすい火災保険に加入したい人

なぜ適しているのか、それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。

ホームセキュリティに加入している人

セコム損保の火災保険が安い最大の理由は、ホームセキュリティ割引にあります。ホームセキュリティを導入しているだけで、保険料が最大41%も安くなるため、「セコム安心マイホーム保険」は非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となります。

なお、導入するホームセキュリティは、必ずしもセコムのサービスである必要はありません。ただし、他社のホームセキュリティの場合、割引が適用されない可能性もあるため、事前に条件確認することをおすすめします。

オール電化住宅で暮らしている人

オール電化住宅割引も、保険料を大幅に下げることができる魅力的な割引です。しかも、オール電化にすることで、火災の原因となる直火の使用がなくなり、火災リスクが大幅に低下します。漏電による火災のリスクは残りますが、免責金額を高めに設定して保険料をさらに抑えることも可能です。

ただし、石油ストーブやガスヒーターなどを使用する場合は、オール電化住宅割引の適用外となります。とくに寒冷地では、石油ストーブなどを使用しないと電気代が高額になることも考えられます。

丸尾
丸尾

地域やライフスタイルによっては、オール電化住宅割引を適用することでかえってコスト負担が増える場合もありますので、事前に十分な検討が必要です。

シンプルでわかりやすい火災保険に加入したい人

火災保険は補償内容やプランが複雑なものも多く、初めて契約する場合は内容を把握するだけでも大変です。しっかり知識を付けたつもりでも、備えておくべき補償が、契約プランから漏れてしまうことも考えられます。

ところが、セコム損保の火災保険は契約プランがシンプルでわかりやすく、火災保険初心者でも迷うことなく契約を進められます。

丸尾
丸尾

また、代理店で契約すれば丁寧な説明を受けることができ、安心して契約内容を決定できます。

火災保険の契約期間は最長で5年のため、他社への乗り換えも柔軟に対応可能です。まずは保険料が安く、プランがシンプルなセコム損保の火災保険に加入し、必要に応じて次回更新時に見直すという使い方もおすすめです。

まとめ

セコム損保の火災保険「セコム安心マイホーム保険」は、ホームセキュリティを導入している場合や、オール電化住宅に住んでいる場合に、保険料が大幅に安くなる点が最大の魅力です。ただし、これらの条件に該当しない場合には、他社の火災保険より保険料が高くなることもあります。

さらに、過去に保険金の支払いに関するトラブルがあったことや、「不払いで困っている」という口コミがいくつもあるため、信頼性に対して不安を感じる人もいるかもしれません。一方で、オリコン顧客満足度調査で4位になるなど、多くの利用者から高く評価されているのも事実です。

このように、「セコム安心マイホーム保険」は利用者の状況や価値観によって評価が分かれる火災保険です。誰にでも適しているわけではありませんが、ホームセキュリティ割引やオール電化住宅割引が適用される場合、保険料の安さは非常に魅力的です。これらの条件を満たしている方であれば、選択肢の一つとして検討する価値は十分にある火災保険商品です。

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三井住友海上「GKすまいの保険」のデメリット!保険料が高いっ口コミ評判は本当?https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/gk-sumai/Thu, 05 Dec 2024 01:33:03 +0000https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/?p=1129

三井住友海上は、大手損害保険会社のひとつで、2024年の火災保険におけるオリコン顧客満足度ランキングで5位を獲得しており、安心して利用できる保険会社として高い人気があります。そんな三井住友海上が提供する主力の火災保険商品 ... ]]>

三井住友海上は、大手損害保険会社のひとつで、2024年の火災保険におけるオリコン顧客満足度ランキングで5位を獲得しており、安心して利用できる保険会社として高い人気があります。そんな三井住友海上が提供する主力の火災保険商品が「GK すまいの保険」です。

多くの人が契約している火災保険商品ですが、口コミには「保険料が高い」という声も見られます。そのため、出費を抑えたいと考える場合には、利用を迷ってしまいますよね。この記事では、そのような悩みを解決するために、三井住友海上の火災保険について「本当に保険料が高いのか」「他にどのようなデメリットがあるのか」を徹底的に解説します。

三井住友海上の「GK すまいの保険」のデメリット

顧客満足度が高いことで知られる三井住友海上の火災保険ですが、いくつかのデメリットがあり、契約者によっては保険内容やサービスに不満を感じることもあります。

これらのデメリットを把握せずに契約してしまうと、加入後に後悔する可能性があります。そこでここでは、そのような失敗を防ぐために、三井住友海上の主力商品である「GK すまいの保険」にどのようなデメリットがあるのか詳しく解説していきます。

三井住友海上の「GK すまいの保険」のデメリットは次の5つです。

  • 保険料が高くなりやすい
  • 代理店でしか契約できない
  • 契約プランの自由度が低い
  • 保険料のシミュレーションができない
  • 地震に対しての備えが弱い

それぞれのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

保険料が高くなりやすい

三井住友海上の「GK すまいの保険」に関する口コミでは、「保険料が高い」という声が目立っています。また、オリコンランキングにおいても、保険料に対する満足度は最下位の8位タイとなっており、多くの利用者が「保険料が高い」と感じていることがわかります。

丸尾
丸尾

保険料が高くなる理由の一つは、代理店を通じて契約するスタイルであることです。

三井住友海上は契約に応じて手数料を代理店に支払っているため、ダイレクト型の火災保険と比べると割高になりやすい傾向があります。また、大手保険会社であるため、広告宣伝費などの経費が発生することも保険料に影響しています。

さらに、近年の火災保険料の値上がりも、保険料が高く感じられる理由の一つです。火災保険は2019年から2024年までの間に4回値上げされており、多くの契約者が「更新するたびに値上がりしている」と実感しています。

ただし、値上げを行っているのは三井住友海上だけでなく、他社の火災保険商品も同じです。他社と比較すると保険料は割高になりがちですが、それに見合うだけのサービスや補償を受けられます。

保険料の高さは火災保険を選ぶ際に比較検討すべきポイントの一つですが、過度に神経質になる必要はありません。補償内容やサービス全体を考慮し、総合的に判断することが重要です。

代理店でしか契約できない

近年では、火災保険を含むさまざまな保険商品がインターネット契約に対応していますが、三井住友海上の「GK すまいの保険」は依然として代理店でしか契約できません。そのため、契約を進めるためには時間を確保し、代理店に何度か足を運ぶ必要があります。

さらに、代理店のスタッフによって接客応対の品質にバラツキがあります。優秀なスタッフが担当すれば満足度の高い応対を期待できますが、経験も知識も不足している若手スタッフや、接客スキルに課題があるスタッフが担当することもあります。

丸尾
丸尾

どのようなスタッフが対応するかによって満足度が大きく異なる点も、三井住友海上の「GK すまいの保険」のデメリットになります。

契約プランの自由度が低い

住環境やライフスタイルに合わせて、補償内容を自由にカスタマイズできる火災保険が増えています。しかし、三井住友海上の「GK すまいの保険」では、決められたプランの中から選ぶスタイルになっており、自由度が低いといったデメリットがあります。

丸尾
丸尾

たとえば「水漏れ補償を外したい」「盗難補償を外したい」といった要望に対応できません。

そのため、必要ない補償に対しても保険料を支払う必要があり、結果的に保険料の割高感に影響しています。

とはいえ、5種類の契約プランが用意されており、他の保険会社と比べると選択肢は豊富です。また、追加できる特約も多く、それらを組み合わせることで自分のニーズに合った火災保険にカスタマイズすることも可能です。

保険料のシミュレーションができない

多くの保険会社が、火災保険の保険料をサイト上でシミュレーションできるサービスを提供していますが、三井住友海上はそのようなシミュレーションが用意されていません。このため、保険料がどれくらいになるかを知りたい場合は、代理店で見積もりを提示してもらう必要があります。

見積依頼そのものはWebサイトから行えますが、利用を検討する段階でも住所や氏名などの個人情報を提供する必要があります。また、保険料が高いという口コミが多いため、見積依頼の心理的ハードルをやや高く感じるといったデメリットもあります。

丸尾
丸尾

このため、三井住友海上の「GK すまいの保険」を検討する際は、まず補償内容や付随するサービスを確認し、それらが自身のニーズに合いそうであれば見積もりを依頼するという順番がおすすめです。

地震に対しての備えが弱い

火災保険に地震保険を付ける場合、地震保険の補償額は火災保険の保険金額の30〜50%に設定することが義務付けられています。たとえば、建物の保険金額が2,000万円の場合、地震保険で設定できる保険金額は600万〜1,000万円となります。

この金額では、地震による損害が発生した場合に保険金だけで持ち家を建て直すことは困難です。ただし、地震保険の内容はどの保険会社でも同じで、三井住友海上以外の保険会社で契約しても、補償額は火災保険の補償金額の50%までとなります。

ただし、一部の保険会社では、「地震上乗せ特約」などを利用することで、火災保険金額の100%まで補償を受けられる場合があります。

丸尾
丸尾

三井住友海上にも追加で補償を受けられる「地震火災費用特約」がありますが、この特約は、地震などを原因とする「火災」のみを対象としており、地震による損壊や津波による流失には補償が適用されません。

このため、地震保険の補償内容としては他社と比較して弱く、地震に対してしっかり備えたい人には適していません。

三井住友海上の「GK すまいの保険」の契約プランと補償内容

三井住友海上の「GK すまいの保険」は、備えたいリスクに合わせて契約プランを選べる仕組みになっています。どのような契約プランがあるのか、詳しく見ていきましょう。

三井住友海上の「GK すまいの保険」の契約プラン

三井住友海上「GK すまいの保険」には、5つの契約プランが用意されており、希望する補償内容に応じて、最適な契約プランを選択できます。プランのラインナップは以下のとおりです。

  • フルサポートプラン
  • セレクト(破損汚損なし)プラン
  • セレクト(水災なし)プラン
  • セレクト(水災、破損汚損なし)プラン
  • エコノミープラン

フルサポートプランは、すべての基本補償に対応するプランで、幅広いリスクに備えたい人に適しています。一方、特定の補償内容を外して保険料を抑えたい場合には、「破損汚損」や「水災」を補償対象外とできるセレクトプランが3種類用意されています。

また、保険料をできるだけ安く抑えたい人のために、「火災、落雷、破裂・爆発」と「風災、雹(ひょう)災、雪災」のみを補償対象としたエコノミープランも選択可能です。

基本補償一覧

プランフルサポートセレクト
(破損汚損なし)
セレクト
(水災なし)
セレクト
(水災、破損汚損なし)
エコノミー
火災、落雷、
破裂・爆発
風災、ひょう災、雪災
水災
盗難
水漏れ
騒じょう◯(※)◯(※)
外部からの
落下、飛来等
◯(※)◯(※)
破損・汚損など◯(※)◯(※)

※「建物外部からの物体の落下・飛来・衝突等」および「騒擾、労働争議に伴う暴力・破壊行為」は「破損、汚損等」に包含されています。

ワンランク上の保険商品「GK すまいの保険 グランド」

三井住友海上「GK すまいの保険」には、利便性やサービスを充実させた保険商品として「GK すまいの保険 グランド」が用意されています。この保険商品では、「グランドセレクトサービス」として、日常生活全般に役立つ幅広いサービスを受けることができます。

グランドセレクトサービスの内容

  • 防災・減災情報アラートサービス
  • 暮らしのQQ隊グランド
  • 電話相談サービス
  • 提携事業者紹介サービス
  • つながりレポートサービス
丸尾
丸尾

「GK すまいの保険 グランド」に加入することで、自然災害への備えがさらに充実し、自分だけでは解決が難しい暮らしの悩みについても電話で相談できます。

相談できる内容は健康・医療、介護、年金・税金、法律相談、相続税、ペット、パソコン操作など、多岐にわたります。

※「GK すまいの保険 グランド」で利用できる契約プランは「フルサポートプラン」と「セレクト(水災なし)プラン」のみとなっています。

三井住友海上の「GK すまいの保険」の特徴

三井住友海上の「GK すまいの保険」は、オリコンランキングで5位を獲得していることからもわかりますように、デメリットだけでなく多くのメリットを備えた保険商品です。ここでは、その特徴やメリットについて詳しく解説していきます。

全焼・全壊時に建物保険金額の全額が支払われる

従来の火災保険では、建物の評価額から経年による消耗分を差し引いた「時価額」に基づいて保険金が支払われていました。しかし、三井住友海上の「GK すまいの保険」では、修理や再取得に必要な金額を、保険金額を限度に全額支払ってもらえます。

たとえば、保険金額を2,000万円に設定した場合、建物の時価が経年劣化で1,500万円に下がっていても、再築費として2,000万円かかるなら、全額の2,000万円が支払われます。

また、新築費や購入金額が不明な建物についても、建築場所や構造、大きさなどを基に標準的な評価額を算出してくれます。

丸尾
丸尾

このため、どのような建物であっても、損害が発生したときには、過不足なく保険金を受け取れます。

※保険金が全額支払われるのは、延床面積に対する損壊した部分の床面積の割合が80%以上の場合に限ります。

追加できる特約の種類が多い

三井住友海上の「GK すまいの保険」は、オプションの特約や自動でセットされる特約が豊富に用意されており、自分だけの火災保険にカスタマイズできるといった特徴があります。たとえば、自然災害に備える特約だけでも、以下の6種類があります。

  • 建物省エネ化費用特約
  • 災害緊急費用特約
  • ライフライン停止時仮すまい費用等特約
  • 地震火災費用特約
  • 特定機械設備水災補償特約
  • 水災支払限度額特約

さらに、建物や家財の保障を充実させる特約が5種類、賃貸オーナー向けの特約が4種類、その他の特約が10種類も用意されています。これにより、さまざまなトラブルから持ち家を守ることができます。

暮らしのQQ隊で住まいのトラブルをサポート

三井住友海上の「GK すまいの保険」の契約プランのうち、「フルサポートプラン」「セレクト(水災なし)プラン」を契約すると、日常生活での水回りや鍵に関するトラブルをサポートしてくれる「暮らしのQQ隊」サービスが、自動でセットされます。

  • 洗面台の排水管からの水漏れ
  • トイレからの水漏れ
  • 鍵の紛失で自宅に入れない
  • 鍵が折れて自宅に入れない
丸尾
丸尾

これらのトラブルに対して、オペレーターが24時間365日体制で対応し、信頼できる専門業者を手配してくれます。

さらに、30分程度の作業で済む場合には、作業料も出張料も無料で利用できます。

大規模災害発生時も迅速に対応できる体制

近年、頻発している大規模災害に対し、三井住友海上は全国の拠点が連携できる体制を整えており、被災地の契約者に対して迅速に対応できます。また、ドローンとAI技術を活用した水災調査にも対応しており、現地調査を待たずに迅速に保険金を受け取れます。

さらに、「事故サポートお客様専用ページ」に登録しておくことで、担当者とWeb上でメッセージのやり取りが可能になります。

丸尾
丸尾

保険未加入で火災などが起きた場合、修理費用とローンの二重払いになり、支払いで生活が圧迫されローンの滞納につながる可能性があるためです。

このように、災害発生時にも迅速で充実したサポートを受けられる点も、三井住友海上の「GK すまいの保険」のメリットになります。

古い建物でも契約できる

火災保険の中には、築年数が40年以上経過しているだけで古い建物を補償対象外とする商品もあります。ところが、三井住友海上の「GK すまいの保険」は、古い建物でも住居として使用していれば契約可能です。

とくに古民家をリフォームやリノベーションする場合、他の保険会社では火災保険の契約ができないこともありますが、三井住友海上では、安全に暮らせるように補修や補強、耐震化が行われていれば問題なく契約できます。

丸尾
丸尾

築年数や建物の状況によっては、補償内容が限られることもあります。詳細は代理店にお問い合わせください。

三井住友海上の「GK すまいの保険」はこんな人におすすめ

三井住友海上の「GK すまいの保険」は、メリットもデメリットもあるため、誰にでもおすすめできるわけではありません。しかし、以下に該当する方であれば、高い満足度を得られる可能性があります。

  • 信頼できる保険会社の火災保険を選びたい人
  • 相談しながら補償内容やオプションを決めたい人
  • 日本語でのコミュニケーションが困難な人
  • 高齢者のみで暮らしている人

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。

信頼できる保険会社の火災保険を選びたい人

三井住友海上の大きな魅力は、補償内容や付随するサービスだけではなく、「信頼できる保険会社」という点にあります。たとえば、R&I(格付投資情報センター)の保険金支払能力格付けで「AA」と高く評価されています。この格付けは、同社の高い財務力と信頼性を示します。

さらに、HDI(Help Desk Institute)の格付けベンチマークでは、問い合わせ窓口が11年連続で三つ星を獲得しており、Webサポートも10年連続で三つ星を受けています。このように、顧客対応の品質も非常に高く評価されています。

丸尾
丸尾

数ある保険会社の中から信頼性を重視して選びたい人にとって、三井住友海上の「GK すまいの保険」は、最適な火災保険商品になります。

相談しながら補償内容やオプションを決めたい人

三井住友海上の「GK すまいの保険」は、代理店でしか契約できないことをデメリットとして挙げましたが、火災保険について自分で勉強して選ぶのが難しい人にとっては、代理店の存在がメリットになります。

インターネットで簡単に契約できる時代に、わざわざ代理店に足を運ぶのは面倒かもしれません。しかし、対面で丁寧な説明を受けられるため、補償内容や特約について深く理解したうえで契約できます。

丸尾
丸尾

また、代理店の担当者が最適なプランや特約を提案してくれるので、自分で補償内容を選ぶよりも満足度の高い保険になる可能性があります。

そのため、普段から周りの人に相談しながら物事を決めることが多いタイプの人には、代理店での対面サポートを受けられる三井住友海上がおすすめです。

日本語でのコミュニケーションが困難な人

あまり知られていませんが、三井住友海上の「GK すまいの保険」は17ヵ国語に対応しています。日本語でのコミュニケーションが困難な場合、利用者とオペレーター、三井住友海上の担当者の三者で電話回線を同時接続し、同時通訳しながら手続きを進められます。

さらに事故の連絡も外国語に対応しています。たとえば日常生活賠償特約を付けていて、外国人に損害を与えた際に、通訳を介して迅速に対応してもらえます。

・英語

・中国語

・韓国語

・ポルトガル語

・インドネシア語

・マレー語

・ミャンマー語

・クメール語

・タイ語

・タガログ語

・ベトナム語

・ネパール語

・フランス語

・ドイツ語

・イタリア語

・スペイン語

・ロシア語

このような多言語対応により、日本語が得意でない利用者でも安心して利用できる環境が整っています。

高齢者のみで暮らしている人

三井住友海上の「GK すまいの保険 グランド」では、災害発生時や日常生活のサポートにより、遠く離れて暮らす家族(親族)と高齢者をつなぐサービスを提供しています。

たとえば「地震発生!いまどこサービス」では、緊急地震速報が発表された際に、あらかじめ「グランドアプリ」で登録した家族の居場所を自動的に共有します。大地震が発生すると電話による通話が難しくなりますが、このサービスにより迅速な安否確認や救助活動が可能となります。

丸尾
丸尾

さらに、連絡先に登録している家族はWebサイトやメールを通じて、契約者の利用状況を確認できます。これにより、離れて暮らす高齢の親が元気に生活しているかどうかを子どもが把握できるため、双方が安心して暮らせます。

このようなサービスを受けられるため、三井住友海上の「GK すまいの保険 グランド」は、高齢者のみで暮らしている世帯にとって、魅力的な商品になっています。

まとめ

三井住友海上の「GK すまいの保険」は、保険料が高くなりやすい点や、代理店でしか契約できないこと、契約プランの自由度が低いといったデメリットがあります。それでも、オリコンの顧客満足度ランキングで5位に入るなど、多くの利用者が満足している火災保険商品です。

その理由の一つに、さまざまな格付けで高い評価を得ている信頼性の高さが挙げられます。また、特約の種類が豊富で、自分のライフスタイルや住環境に合わせたカスタマイズが可能です。さらに、大規模災害発生時には迅速な対応が期待できる点や、外国語対応など、いざというときに頼りになるサービスが充実しています。

とくに、相談しながら契約を進めたい人や、高齢者のみで暮らしている人にとっては、安心感のある選択肢となります。保険料の高さがネックに感じる場合でも、得られる満足度やサービスの手厚さを考慮すると、十分検討する価値があります。

ここでご紹介した「おすすめしたい人」に該当する場合は、三井住友海上の「GK すまいの保険」を選択肢の一つとしてぜひ検討してみてください。

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損保ジャパンの火災保険のデメリット!口コミ評判は最悪なの?料金や補償内容を解説https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/sompo-japan/Sat, 30 Nov 2024 21:40:51 +0000https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/?p=1105

損保ジャパンといえば、誰もが知る大手保険会社です。そのため、家を建てた際にハウスメーカーから紹介された方も多いのではないでしょうか。しかし、オリコンの火災保険ランキングを見てみると、2024年は総合12位で、トップ10に ... ]]>

損保ジャパンといえば、誰もが知る大手保険会社です。そのため、家を建てた際にハウスメーカーから紹介された方も多いのではないでしょうか。しかし、オリコンの火災保険ランキングを見てみると、2024年は総合12位で、トップ10にも入っていません。

これほど大手でありながら順位が低いとなると、本当に利用していいのか迷ってしまいますよね。なぜ順位が低くなっているのか、その理由を知りたい人も少なくないはずです。そこで今回は、損保ジャパンの火災保険のデメリットについて詳しく解説していきます。

損保ジャパンの火災保険のデメリット

損保ジャパンは、大手4社に数えられる保険会社の一つで、安定した収益を継続して上げ続けており、信頼できる保険会社として多くの人から選ばれています。しかし、その企業としての大きさが判断の遅さなどにつながる場合があり、利用者の満足度はそれほど高くないのも事実です。

さらに、利用者の満足度を下げているデメリットもあり、それらを契約前にしっかりと把握しておかないと、持ち家に損害が発生した際に後悔する可能性があります。そのため、まずは損保ジャパンの火災保険にどのようなデメリットがあるのかを確認していきましょう。

損保ジャパンの火災保険のデメリットは次の5つです。

  • 基本補償の補償内容を細かくカスタマイズできない
  • 保険金請求から支払いまで時間がかかりやすい
  • 代理店を利用して契約しなくてはいけない
  • 補償内容が複雑すぎてすべてを把握しきれない
  • 保険料が高くなりやすい

それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。

基本補償の補償内容を細かくカスタマイズできない

住環境の多様化に伴い、補償内容を個別にカスタマイズできるタイプの火災保険が増えています。そのような保険商品では、「火災、落雷、破裂・爆発」のみ必須とし、その他の損害に対する補償を契約者自身で選択する仕組みになっています。

一方で、損保ジャパンの火災保険は、3種類のプランから選ぶ従来型の補償内容となっています。

丸尾
丸尾

そのため、必要のない補償が含まれたプランを選ぶことになる場合もあり、その結果、保険料が割高になるというデメリットがあります。

ただし、自分で補償内容を選ぶ必要がないため、忙しくて検討する時間がない人や、火災保険の知識が乏しく、どれを選ぶべきか迷ってしまう人には、デメリットではなくメリットになります。

保険金請求から支払いまで時間がかかりやすい

火災保険に関する口コミを見ていると、「損保ジャパンの支払いが遅い」という投稿を目にすることがあります。保険金請求から支払いまで半年以上もかかったケースも報告されており、これは損保ジャパンの火災保険を利用するうえで大きなデメリットになります。

ただし、すべてのケースで支払いが遅れるわけではありません。

丸尾
丸尾

火災保険は、申請完了日を含めて原則30日以内に保険金を支払うように保険法で定められており、大半のケースで30日以内に入金されています。

また、損保ジャパンでは、大規模な自然災害が発生した際にも迅速な支払いが行えるよう、業務オペレーションの改善を積極的に取り組んでいます。

それでも、損保ジャパンは規模の大きな保険会社ということもあり、特別な照会や調査が必要だと判断されることも珍しくありません。その結果として、支払いまでに時間がかかることもある点は注意する必要があります。

代理店ごとに対応のバラツキがある

損保ジャパンの火災保険は、代理店を通じて手続きを行う必要があります。代理店は全国各地に展開しており、仕事帰りや休日などに立ち寄ることができる便利さがありますが、代理店ごとに接客応対や対応がバラつくといったデメリットがあります。

代理店のスタッフは、きちんと教育を受けていますが、経験や知識が十分でないケースも見られます。親身になって応対してくれるスタッフが担当であれば問題ありませんが、運が悪いとそうでないスタッフに当たってしまう可能性があります。

最近では、インターネットを利用して簡単に契約できる火災保険も増えています。そのような火災保険と比べると、代理店を介する損保ジャパンの火災保険は契約までに時間がかかるといったデメリットもあります。

丸尾
丸尾

一方で、時間をかけて対面でしっかり説明を受けたいという人にとっては、代理店での契約はメリットになります。

しかし、すでに火災保険に関する知識があり、自分で契約内容を判断できる人にとっては、代理店を訪れる手間が煩わしく感じられる可能性もあります。

補償内容が複雑すぎてすべてを把握しきれない

損保ジャパンの火災保険は、基本補償が充実しているのはもちろん、特約の選択肢が豊富で、復旧付随費用も手厚くなっています。さらに、火災や自然災害だけでなく、日常生活でのトラブルにも幅広く備えることができます。

一見すると非常に魅力的な保険商品ですが、その充実度ゆえに、火災保険の全容を把握するのが難しいというデメリットもあります。

丸尾
丸尾

全容を把握していなくても補償されるなら問題ないのでは?

と思う方もいるかもしれません。しかし、補償内容を正確に把握していないと、保険金の申請ができません。

たとえば、自然災害で屋根の瓦が破損し、ブルーシートで仮修理を行ったとします。損保ジャパンの「THEすまいの保険」では、この仮修理費用も保険金の対象となります。しかし、仮修理費用が補償されることを知らないと、申請をせずに自己負担で済ませてしまうかもしれません。

補償内容を把握しきれないことで発生するこうした失敗は、損保ジャパンの火災保険を利用するうえで大きなデメリットになります。

保険料が高くなりやすい

損保ジャパンの火災保険は、保険料が比較的高めに設定されています。

丸尾
丸尾

代理店を通じて契約する必要があるため、損保ジャパンが代理店に支払う手数料が保険料に上乗せされる構造になっているためです。

さらに、補償内容や復旧付随費用が充実している分、その財源を確保する必要があるため、保険料が高く設定されています。また、大手保険会社の事業運営には、広告費や人件費など多岐にわたる経費が発生するため、それも保険料に反映されています。

大手保険会社からこその安心感がある一方で、こうした要因が割高感につながります。そのため、保険料をできるだけ抑えたい人は、ダイレクト型の火災保険など、損保ジャパン以外の選択肢も視野に入れる必要があります。

損保ジャパンの火災保険の種類と補償内容

損保ジャパンの火災保険には、2種類の商品と地震保険があります。それぞれの用途や補償内容が異なるため、どのような補償を受けられるのかを詳しく見ていきましょう。

損保ジャパンの火災保険の種類

損保ジャパンの火災保険のラインナップは、次のようになっています。

  • 個人用火災総合保険「THE すまいの保険」
  • 賃貸住宅入居者専用火災保険「THE 家財の保険」
  • 地震保険

保険商品ごとに、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。

個人用火災総合保険「THE すまいの保険」

丸尾
丸尾

個人用火災総合保険「THE すまいの保険」は、持ち家を火災や自然災害から守るための火災保険です。

補償内容に応じて以下の3つの契約プランが用意されています。

  • ベーシック(Ⅰ型)
  • ベーシック(Ⅱ型)
  • スリム

ベーシック(Ⅰ型)とベーシック(Ⅱ型) の主な違いは、「破損・汚損」に対応しているかどうかです。破損や汚損に対する補償が必要な場合はベーシック(Ⅰ型)を選びます。一方、スリムは最低限の補償内容に絞っており、保険料を抑えたい人向けのプランです。

この保険では、復旧費用だけでなく、「損害範囲確定費用」や「仮修理費用」といった復旧に付随する費用も補償されます。また、住宅に7割以上の損害が発生し、建て替えを希望する場合に、建て替え費用を支払ってもらえる特約も用意されています。

賃貸住宅入居者専用火災保険「THE 家財の保険」

丸尾
丸尾

「THE 家財の保険」は、賃貸住宅で暮らす人向けの火災保険です。

火災などで損害を受けた家財を補償するほか、事故で借りている部屋が損壊した場合の大家さんへの賠償責任も補償されます(自動セット)。

また、「すまいとくらしのアシスタントダイヤル」サービスが自動的にセットされており、蛇口の水漏れや鍵の紛失といった日常のトラブルに対応する専門業者を手配してもらえます。

この保険も、「THE すまいの保険」と同様に以下の3つのプランから選べます。

  • ベーシック(Ⅰ型)
  • ベーシック(Ⅱ型)
  • スリム

さらに、ルームシェアをしている同居人の家財も、賃貸借契約上の借主または同居人であれば、ひとつの契約で補償対象に含むことができます。

地震保険

地震保険は火災保険にセットして加入する商品で、地震や噴火、津波などによる損害を補償してくれます。火災保険ではカバーされない地震が原因の火災や損害も、この保険で補償されます。

地震保険に加入するためには、火災保険への加入が条件ですが、火災保険契約と同時でなくても、契約期間中に追加加入することも可能です。

基本補償

 THE すまいの保険THE 家財の保険
 ベーシック
(Ⅰ型)
ベーシック
(Ⅱ型)
スリムベーシック
(Ⅰ型)
ベーシック
(Ⅱ型)
スリム
火災、落雷、
破裂・爆発
風災、ひょう
災、雪災
※水災
盗難
水漏れ
騒じょう
外部からの
落下、飛来等
破損・汚損など

※水災補償を対象外とすることもできます。

全プランに自動的にセットされる費用保険金

損保ジャパンの火災保険には、基本補償だけでなく、発生する可能性が高いトラブルに備えるための費用保険金などが自動的にセットされています。

「THE すまいの保険」にセットされる費用保険金

  • 地震⽕災費用保険金
  • 臨時費用保険金
  • 凍結水道管修理費用保険金
  • 損害防止費用

「THE 家財の保険」にセットされる費用保険金

  • 借家人賠償責任補償
  • 同居人が居住する場合の被保険者に関する特約
  • 地震⽕災費用保険金
  • 臨時費用保険金
  • 損害防⽌費⽤

この他に「修理費⽤補償」を任意でセットにできます。

損保ジャパンの火災保険の特徴

保険料が高くなりやすいなどのデメリットがありながらも、損保ジャパンの火災保険に多くの人が契約しているのは、他社にはないメリットもあるためです。どのようなメリットがあるのか、損保ジャパンの火災保険の主な特徴について詳しく見ていきましょう。

復旧付随費用の補償が充実

損保ジャパンの火災保険の魅力のひとつは、復旧費用だけでなく、復旧付随費用も損害保険金としてまとめて支払われることにあります。以下は、「THE すまいの保険」に含まれる復旧付随費用の一覧です。

復旧付随費用用途例
損害範囲確定損害の範囲の確認
仮修理ブルーシートによる仮修理
残存物取片づけスクラップの搬出
原因調査保険の対象を復旧するための原因の調査
試運転設備または装置を再稼働するための点検・試連転
賃借保険の対象の代替を貸借
仮設物設置保険の対象の代替として仮設物を建設
残業勤務迅速に復旧するために残業勤務で工事
保険の対象以外の
原状復旧
建物修理時に家具を倉庫などへ移動•保管•再設置

たとえば、台風で持ち家の屋根が損傷した場合、一般的な火災保険では屋根の修理費用のみが保険金の支払い対象となります。

ところが、損保ジャパンの火災保険では、以下の補償対象に含まれ、保険金が支払われます。

  • 損害状況を調査する損害範囲確定費用
  • ブルーシートでの仮修理費用
  • 解体した屋根の運搬や処分にかかる原状復旧費用

このように、幅広い復旧付随費用をカバーしているため、損保ジャパンの火災保険は災害時の経済的負担を大幅に軽減してくれるといった特徴があります。

地震は特約で火災保険金額の100%補償

地震保険は、どの保険会社でも原則として火災保険金額の50%までしか補償されません。しかし、損保ジャパンの火災保険には「地震危険等上乗せ特約」があり、この特約をセットすることで火災保険金額の100%まで補償してもらえます。

丸尾
丸尾

この特約を活用すれば、地震で持ち家が全焼したり、津波で流失したりした場合でも、保険金を活用して家を建て直すことができます。

ただし、ベーシック(Ⅰ型)を選択し、すべての保険の対象に地震保険を限度額までセットするといった条件があります。

また、地震による火災のみを補償対象とする「地震火災特約(地震火災30プラン・地震火災50プラン)」も用意されています。この特約では、火災保険金額の100%もしくは80%を補償してもらえます。さらに、こちらの特約は ベーシック(Ⅰ型) だけでなく、ベーシック(Ⅰ型)水災なし、ベーシック(Ⅱ型)、ベーシック(Ⅱ型)水災なしでもセット可能です。

自己負担額を選択できるので保険料を抑えられる

損保ジャパンの火災保険は、自己負担額を設定することで保険料を抑えることができます。

たとえば自己負担額を5万円に設定し、損害額が40万円だった場合、受け取れる損害保険金は40万円から5万円を差し引いた35万円になります。このように、損害が発生したときに受け取れる金額が減る代わりに、保険料が安くなる仕組みが用意されています。

一見するとメリットが少ないように感じるかもしれませんが、損保ジャパンの火災保険では、自己負担額を0円や1万円、3万円に設定しても、以下の補償に関しては5万円の自己負担額が適用されます。

  • 建物外部からの物体の落下・飛来・衝突など
  • 漏水などによる水濡れ
  • 騒じょう・集団行動等に伴う暴力行為
  • 不測かつ突発的な事故
  • ※風災、雹災、雪災

※建物の築年数が築30年以上または築年数不明の場合のみ

丸尾
丸尾

このため、保険料を少しでも安く抑えたいのであれば、初めから自己負担額が5万円に設定しておくのがおすすめです。

LINEで事故・トラブルの連絡から、保険金請求手続きまで完結できる

損保ジャパンは、迅速な事故対応を実現するため、全国各地に保険金サービス拠点を展開しています。加えて、LINEを利用したサービスも提供しており、事故・トラブルの連絡から保険金請求手続きまで、LINEだけで完結させることが可能です。

また、代理店と連携した事故サポートも実施しており、ダイレクト型火災保険にはない、きめ細やかなサポートを受けられます。

損保ジャパンの火災保険はこんな人におすすめ

損保ジャパンの火災保険にはメリットもデメリットもあるため、誰にでもおすすめできるわけではありません。ここでは、どのような人に適しているのかを詳しく解説します。

損保ジャパンの火災保険が適しているのは、下記のいずれかに該当する人です。

  • 対面で相談しながら商品選びをしたい人
  • 保険料の安さよりも補償の手厚さを重視する人
  • 地震に対してしっかり備えたい人

それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。

対面で相談しながら商品選びをしたい人

損保ジャパンの火災保険は、代理店を通じて契約する仕組みになっています。そのため、代理店の担当者から丁寧な説明を受けたうえで納得して契約を進められます。また、最適な補償内容や特約についても提案してもらえるため、火災保険に詳しくない人でも安心して利用できます。

丸尾
丸尾

さらに、火災などで持ち家に損害が発生した場合も、代理店のサポートを受けて保険金申請を行えるため、イレギュラーなケースを除けばスムーズに保険金を受け取れます。

このように、損保ジャパンの火災保険は対面でのサポートが充実しているため、日常生活でも周りの人に相談することが多いタイプの人に、特におすすめです。

保険料の安さよりも補償の手厚さを重視する人

損保ジャパンの火災保険は、保険料が高くなりやすいものの、自動的にセットされる費用保険金や復旧付随費用が充実しています。そのため、保険料が割高に感じても、いざというときには、支払った保険料に見合っただけの保険金を受け取れます。

丸尾
丸尾

このため、保険料よりも補償の手厚さを重視して火災保険を選びたい人には、損保ジャパンの火災保険がおすすめです。

地震に対してしっかり備えたい人

損保ジャパンの火災保険は、「地震危険等上乗せ特約」や「地震火災特約(地震火災30プラン・地震火災50プラン)」などの特約が用意されており、地震による被害にしっかり備えることができます。

近年では、南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの発生リスクが高まっており、東海エリアや関東エリアでは想定を遥かに上回る地震によって持ち家が損害にあう可能性があります。また、沿岸部では津波のリスクも懸念されています。

このような地震被害に備えたいと考える場合は、これらの特約でリスクに対応できる損保ジャパンの火災保険が適しています。

まとめ

損保ジャパンは、基本補償の補償内容を細かくカスタマイズできず、補償内容が固定されたプランから選ぶ必要があります。しかも補償内容が複雑で、すべてを把握するのが難しいといったデメリットもあります。

さらに、契約は代理店を通じて行う必要があり、インターネットでの申し込みはできません。代理店の担当者によっては、経験も知識も不足している場合もあります。しかしながら、対面で相談しながら契約を進めることができ、万が一の際には代理店がサポートしてくれます。

デメリットがある一方で、補償が手厚く、特に地震に対する備えが充実しているなどのメリットもあります。また、大手保険会社ならではの安心感があり、保険料の安さよりも少しでも不安を減らしたいという人にはおすすめの火災保険です。

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火災保険のダイレクト型(ネット通販)のデメリット5選!契約前に知っておきたいhttps://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/direct/Wed, 27 Nov 2024 00:49:52 +0000https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/?p=1083

火災保険は、これまで代理店を通じて加入するのが一般的でした。ところが近年、保険会社のWebサイトなどで直接加入できる「ダイレクト型」の火災保険が増加しています。手軽さから利用者も増加傾向にありますが、代理店を通さず契約し ... ]]>

火災保険は、これまで代理店を通じて加入するのが一般的でした。ところが近年、保険会社のWebサイトなどで直接加入できる「ダイレクト型」の火災保険が増加しています。手軽さから利用者も増加傾向にありますが、代理店を通さず契約して本当に大丈夫なのか、不安に感じている人もいるのではないでしょうか。

実際、ダイレクト型の火災保険にはいくつかのデメリットがあります。それを把握せずに加入してしまうと、損害が発生した際に後悔する可能性もあります。そこで、この記事では、ダイレクト型の火災保険にどのようなデメリットがあるのか、わかりやすく解説していきます。

ダイレクト型火災保険のデメリット

パソコンやスマホから加入手続きできるダイレクト型火災保険は、代理店を通さないため、手数料が発生せず保険料を安く抑えられるという大きなメリットがあります。ただし、代理店を利用しないことで発生するデメリットも無視できません。

とくに火災保険選びで重要になってくるのが、以下の5つのデメリットです。

  • 火災保険に関する知識が求められる
  • 保険契約の手続きや加入後の手続きを自分ですることになる
  • 保険金請求の申請に手間取る可能性がある
  • ダイレクト型の火災保険商品が少ない
  • 担当者のサポートを受けられない

それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。

火災保険に関する知識が求められる

丸尾
丸尾

ダイレクト型の火災保険は、「自分で比較検討して、自分で決める」が基本です。

それだけ聞くと、難しいことではないように思えますよね。日常の買い物も、無意識に「自分で比較検討して、自分で決める」を繰り返しているため、火災保険でも同じようにできると感じる人もいるかもしれません。

しかしながら、火災保険は非常に複雑なサービスです。専門的な用語も多く、一般的な知識や社会常識だけで、自分に最適な火災保険を選ぶのは困難です。知識がない状態で商品選びをすると、損害が発生した際に十分な保険金を受け取れない可能性もあります。

このようなリスクを回避するためには、インターネットで情報を集めるだけでなく、火災保険のセミナーに参加するなどして、一定の知識を身につけておく必要があります。

保険契約の手続きや加入後の手続きを自分ですることになる

ダイレクト型の火災保険では、保険会社と直接やり取りを行うため、契約に必要な書類をすべて自分で用意しなくてはいけません。しかも、書類に不備がないかの確認も自分で行う必要があるため、手間がかかります。

丸尾
丸尾

一方、代理店を利用して火災保険を契約する場合、契約の手続きや加入後の変更手続きなども代理店の担当者に依頼することができます。

書類の不備もチェックしてもらえるため、書類作成ミスによる手戻りも少なくなります。

ダイレクト型の火災保険はそのようなサポートを受けられないため、書類作成や手続きが苦手な人にとっては、契約までのハードルを高く感じることになります。

保険金請求の申請に手間取る可能性がある

損害発生時の保険金請求は、原則として加入者自身で行う必要があります。この点は、ダイレクト型でも代理店型でも変わりませんが、代理店を利用している場合は申請作業をサポートしてもらえるため、手間が大幅に軽減されます

丸尾
丸尾

一方、ダイレクト型の火災保険では、保険金請求の申請作業をすべて自分で行う必要があり、手続きに手間がかかります。認定が降りるまでに何度もやり取りを重ねるケースもあり、保険金を受け取るまで時間がかかることも珍しくありません。

保険会社によっては、ダイレクト型でもスムーズに申請できる仕組みを整えているケースもありますが、それでも火災保険のプロである代理店のサポートがあるかないかで、雲泥の差となります。受け取れる保険金額にも影響する可能性があるため、とても大きなデメリットになります。

ダイレクト型の火災保険商品が少ない

火災保険はこれまで代理店で加入するのが一般的だったこともあり、現時点ではダイレクト型の火災保険商品のラインナップは限定的です。2024年11月現在、代表的なダイレクト型の火災保険商品は、下記の4種類のみです。

  • ソニー損保:ソニー損保の新ネット火災保険
  • 日新火災:お家ドクター火災保険
  • 楽天損保:ホームアシスト(家庭総合保険)
  • ジェイアイ傷害火災:ieho いえほ(ダイレクト火災保険)

さらに、ダイレクト型火災保険は利用者が検討しやすいように、シンプルな仕組みになっている場合が多く、特約などのオプションが少ない傾向にあります。そのため、幅広い補償や多彩なオプションを求める場合には、代理店型の火災保険を検討する必要があります。

担当者のサポートを受けられない

代理店を通じて火災保険に加入すると、担当者が付くのが一般的です。ところが、ダイレクト型の火災保険の場合には、原則として担当者がいません。

丸尾
丸尾

サポートが必要な場合は、サポートデスクに電話やメールなどで連絡し、その都度対応してもらう形になります。

このため、連絡するたびに対応する人が変わることもあり、サポート担当者人との距離感が縮まらず、親しみを感じにくいといったデメリットがあります。そのほうが気軽だと感じる人もいるかもしれませんが、保険において担当者の存在はとても重要な役割を果たします。

優秀な担当者はいざというときに頼りになるだけでなく、状況に応じた適切なアドバイスをしてくれます。たとえば、家族構成を把握している担当者であれば、保険の見直しのタイミングで、子どもの成長やライフステージの変化に合わせた提案をしてくれることもあります。

一方で、ダイレクト型の火災保険の場合には、そのような個別対応は期待できません。契約範囲内でのサポートに限られるため、担当者のサポートが必要な人にとっては大きなデメリットとなります。

ダイレクト型火災保険の保険料が安い理由とデメリット

ダイレクト型の火災保険にはデメリットがある一方で、もちろん大きなメリットも存在します。その最大のメリットは「保険料が安くなる」ことです。ここでは、その理由について詳しく解説します。

ダイレクト型火災保険の保険料が安い理由

ダイレクト型火災保険の保険料が安くなる理由を理解するためには、保険会社、代理店、契約者の関係について知っておく必要があります。

そもそも、なぜ代理店というものが存在するのか疑問に思う人もいるかもしれません。代理店は、いわば保険商品を販売する小売業者のような役割を担っています。保険会社から火災保険商品を仕入れ、それを契約者に販売する「販売のプロフェッショナル」といえます。

一方、保険会社は保険商品を開発し、運用することを主な役割としており、販売業務を代理店に委託してきました。この仕組みはそれぞれが得意な分野を担当する効率的な方法ですが、一般的な製品の販売と異なる点があります。

丸尾
丸尾

それは、代理店が契約者から直接収益を得ているのではなく、保険会社から販売手数料を受け取ることで収益を上げている点です。

たとえば、火災保険の年間保険料が10万円だった場合、そのうちの10〜20%が代理店の収益となります(実際にはさらに細かい計算があります)。

ダイレクト型火災保険では、販売まで保険会社が直接行うため、代理店への手数料が不要になります。保険会社にも販売に関わる費用が発生しますが、それを差し引いてもコスト削減分が大きく、その分を契約者に還元する形で保険料が安く設定されています。

ダイレクト型火災保険は代理店のサポートがなくなる

料金が安くなるのは契約者にとってメリットに思えるかもしれませんが、当然のことながら、代理店が提供していたサポートがなくなります。これが、そのままダイレクト型火災保険のデメリットになります。

  • 相談、アドバイス、提案
  • 保険の契約
  • 契約後の各種手続き
  • 保険金請求サポート

これらは代理店が担っていた業務で、このうち「相談」に関しては保険会社が対応することになります。ただし、ダイレクト型の場合、実店舗がないため、電話やメールでのやり取りが基本になります。また、他の保険会社の商品を比較してくれたり提案してくれたりすることもありません。

つまり、ダイレクト型の火災保険を選ぶということは、保険料を抑える代わりに、代理店によるこれらのサポートを手放す選択だと考える必要があります。

ダイレクト型火災保険の人気の理由

ダイレクト型の火災保険は、現在のとこと保険商品の選択肢がそれほど多くなく、主流は依然として代理店型の火災保険です。しかし、ダイレクト型のシェアは徐々に拡大しており、今では多くの人がダイレクト型を選ぶようになっています。

デメリットがあるにもかかわらず、なぜダイレクト型の火災保険がシェアを拡大しているのか。その理由について見ていきましょう。

火災保険の保険料値上げによるニーズの拡大

ダイレクト型の火災保険が注目され始めたのは、2021年の火災保険の値上げがきっかけとされています。

丸尾
丸尾

大規模な自然災害が増加した影響で、保険会社の収益が保険金の支払いで圧迫され、保険料の値上げが避けられない状態になりました。

保険会社にとってはやむを得ない措置でしたが、契約者にとっては負担が増す一方です。このため、多くの人が火災保険の見直しを検討し、手数料が安く、保険料を抑えられるダイレクト型火災保険が乗り換え先として注目されるようになりました。その結果、ダイレクト型のシェアが拡大していきます。

さらに、2024年10月には火災保険の保険料が過去最大の値上げ幅を記録しました。この動きに伴い、再びダイレクト型の火災保険への関心が高まりつつあります。このため、今後はダイレクト型の商品ラインナップがさらに増え、サービスの多様化が進む可能性もあります。

メーカー直販スタイルの定着

日本では、メーカーが製造した商品を小売業者が販売するスタイルが長らく一般的でした。このため、火災保険も代理店を通じて販売される時代が続いていました。しかし、インターネットの普及に伴い、メーカーがインターネットで商品を販売する「直販スタイル」が増えていきます。

メーカーにとっては、中間マージンを抑えることができだけでなく、顧客と直接つながることができることで、顧客の囲い込みもしやすくなるというメリットもあります。

このスタイルが定着したことで、消費者がメーカーから直接購入することに違和感を抱かなくなり、むしろ小売業者を介する必要性を感じなくなるケースも増えてきました。

この流れは火災保険にも当てはまります。インターネットによる情報収集が容易になった現代では、割高になりがちな代理店を利用する必要性を感じない人が増えています。このような時代の変化が、ダイレクト型の火災保険のシェア拡大を後押ししています。

さらに、代理店は保険会社にとって重要な存在である一方で、サービス品質にバラツキがあることが問題視されています。このバラツキにより、契約者の満足度が低下することも珍しくありません。しかも倒産する代理店が増加しており、保険会社が代理店だけに依存できない状況も、ダイレクト型火災保険のシェア拡大に影響しています。

ダイレクト型火災保険がおすすめの人

ここまでの説明で、ダイレクト型の火災保険の特徴を理解していただけたかと思います。デメリットはあるものの、検討する価値があると感じた人もいるのではないでしょうか。ただし、ダイレクト型火災保険は誰にでも向いているわけではありません。

ここでは、どのような人に向いているのか、ここまでの内容をもとにご紹介していきます。

  • 火災保険についての知識がある人
  • 買い物をするときに比較検討するのが好きな人
  • 保険料を少しでも抑えたい人
  • 代理店で相談する時間がない人
  • コミュニケーションを取るのが苦手な人

この5つのいずれかに該当する人であれば、ダイレクト型火災保険は検討する価値があります。それぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

火災保険についての知識がある人

ダイレクト型の火災保険で契約する際、最も重要な前提となるのが「火災保険についての知識がある」ことです。

丸尾
丸尾

すでにお伝えしましたように、ダイレクト型の火災保険は、代理店の担当者による手厚いサポートを受けることができません。

そのため、自分で調べて適切な商品を選び、契約を進める力が求められます。もし知識不足のまま契約してしまうと、損害発生時に必要な保険金を受け取れないリスクがあります。

現時点で火災保険に関する知識がなくても問題ありません。ただし、契約前に自分で勉強し、一定の知識を身につける努力が必要です。勉強が苦手で、学習意欲があまり高くないと自覚している人は、代理店の利用をおすすめします。

買い物をするときに比較検討するのが好きな人

衣服や家電を購入する際に、自分で比較検討するのが好きな人は、ダイレクト型の火災保険に向いています。

丸尾
丸尾

ダイレクト型の火災保険では、補償内容やオプションとなる特約を自分で取捨選択する必要があるため、慎重に比較しながら最適なプランを選べる人に適しています。

普段からネットショップなどを利用し、口コミなどを参考にして買い物しているという人も、ダイレクト型の火災保険が向いています。一方で、店員のおすすめを参考にして購入するタイプの人は、さまざまな提案をしてくれる代理店が適しています。

保険料を少しでも抑えたい人

ダイレクト型の火災保険は、保険料の安さが強みですので、「保険料を少しでも安くしたい」と考えている人が向いています。ただし、すでに説明しましたように、保険料の安さと手厚いサポートはトレードオフの関係にあります。

また、代理店型と比べて保険料が安くなるとはいえ、実際の差額は5%前後であることがほとんどです。この金額がデメリットに見合うかどうかを慎重に考えたうえで検討してください。

代理店で相談する時間がない人

丸尾
丸尾

ダイレクト型火災保険の大きなメリットのひとつは、24時間365日いつでも契約手続きできることにあります。

代理店のように営業時間に縛られることがないため、仕事が忙しくて店舗に足を運ぶ時間がない人にも適しています。

ただし、ダイレクト型火災保険を利用するためには、補償内容を比較検討するための時間や、火災保険に関する知識を身につける時間が必要です。その時間すら確保するのが難しいほど忙しい場合は、無理にダイレクト型を選ぶのではなく、代理店に相談して、提案してもらうほうが契約まで効率的に進められます。

コミュニケーションを取るのが苦手な人

できるだけ人と関わらずに手続きを済ませたい人も、ダイレクト型の火災保険がおすすめです。ダイレクト型であれば、インターネット上で手続きが完結するため、強引な営業を受ける心配もなく、担当者とのわずらわしい人間関係が生じることもありません。

実際、保険代理店による強引な営業が問題になっているケースもあり、依頼者にとって最適な火災保険ではなく、自分の収益を優先して提案するスタッフもいます

そのような悪質なスタッフは少数ではありますが、他にも経験不足のスタッフや知識不足のスタッフなどもいて、そのようなスタッフが担当になる可能性もあります。そのようなリスクを回避したいのであれば、ダイレクト型の火災保険が適しています。

まとめ

保険料の安さが魅力のダイレクト型火災保険ですが、安さには理由があります。代理店による手厚いサポートが受けられないなどのデメリットがあるため、契約後に後悔しないためにも、事前に火災保険についてしっかりと勉強する必要があります。

ただし、保険料が安くなるといってもその差額は5%前後でしかなく、代理店が提供するサポートの費用対効果を考えや場合、代理店型が適している人もいます。どちらが自分に適しているかをしっかり見極めたうえで選ぶようにしてください。

また、火災保険の契約期間は最大5年で、契約した火災保険に加入し続ける必要はなく、更新のタイミングで乗り換えることもできます。まずは代理店で相談しながら契約し、そこで得た知識を活用して、更新のタイミングでダイレクト型に切り替えることも視野に入れて検討しましょう。

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日新火災の火災保険のデメリット!口コミ評判で保険料が安くなる理由と注意点を解説https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/nisshinfire/Sat, 23 Nov 2024 04:36:32 +0000https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/?p=1068

日新火災は、全国の優良工務店による「高品質な修理」と組み合わせた火災保険を提供しており、火災保険業界でも注目されている保険会社です。しかも2024年の「火災保険 オリコン顧客満足度ランキング」では、前年の11位から9位へ ... ]]>

日新火災は、全国の優良工務店による「高品質な修理」と組み合わせた火災保険を提供しており、火災保険業界でも注目されている保険会社です。しかも2024年の「火災保険 オリコン顧客満足度ランキング」では、前年の11位から9位へと順位を上げています。

このため、満足度の高い火災保険として、新規加入や見直しを検討している人も多いかと思います。そこで、この記事では、日新火災の火災保険の選び方やデメリットなどを、詳しく解説していきます。

日新火災の火災保険のデメリット

1908年創業の歴史ある中堅保険会社として信頼されている日新火災ですが、大手保険会社のように積極的な宣伝をしていません。そのため、保険商品の情報が少なく、どのような特徴があるのかあまり知られていないのが現状です。

公式サイトにはメリットについて多くの情報がありますが、デメリットに関する記載はほとんどないため、加入を迷ってしまう人もいるでしょう。そこで、ここでは日新火災の火災保険のデメリットについて、分かりやすく解説していきます。

日新火災の火災保険のデメリットは次の5つです。

  • お家ドクター火災保険と住宅安心保険のどちらか分かりづらい
  • お家ドクター火災保険はインターネットからの加入条件が厳しい
  • 代理店によって対応に差がある
  • オプションの選択肢が少ない
  • インターネットからの申し込みは知識が必要になる

それぞれのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

お家ドクター火災保険と住宅安心保険のどちらか分かりづらい

日新火災の火災保険には4種類の火災保険商品があります。そのうち、「お家ドクター火災保険」と「住宅安心保険」が、持ち家向けの商品となっていますが、どちらを選べばいいのか、分かりづらいというデメリットがあります。

お家ドクター火災保険

補償内容を選べる

住宅安心保険

補償内容が決まっている

このように分類でき、補償内容を自分でカスタマイズしたい人は「お家ドクター火災保険」、あらゆる損害に対して補償を受けたい人は「住宅安心保険」が適しています。

ただし、ここまで理解できても、どちらが自分に適しているのかを判断するには、火災保険について一定の知識が求められます。このため、保険内容を比較検討するためには、事前の勉強や専門家への相談などが必要になります。

お家ドクター火災保険はインターネットからの加入条件が厳しい

パソコンやスマホから申し込みできる「お家ドクター火災保険」ですが、下記に該当する物件の申し込みができません。

  • 店舗など住宅以外の物件
  • 併用住宅(店舗など住宅以外の部分を併設する物件)
  • 空家
  • 別荘
  • 別宅
  • 建築年が不明の物件
  • 保険始期時点で築年数が40年以上の物件

これらに該当する場合には、インターネットからの申し込みではなく、代理店もしくは営業店で相談する必要があり、「インターネット申込みによる割引 (5%割引)」を受けることができません。

代理店によって対応に差がある

日新火災の火災保険商品は、「お家ドクター火災保険」を除き、代理店もしくは営業店での申し込みが必要です(「お家ドクター火災保険」は代理店や営業店での申し込みも可能)。このため、近くに営業店がない場合には、代理店で契約を進めることになります。

日新火災の代理店は、全国に約13,000店もあり、幅広く展開しています。

丸尾
丸尾

しかし、店舗ごとに接客応対の品質が異なり、丁寧に対応してくれる代理店もあれば、業務的に淡々と手続きを進めていく代理店もあり、満足度にバラツキが出るといったデメリットがあります。

それを回避するために営業店を利用したくても、営業時間が平日9時から17時までに限られ、土日が休みとなっています。会社員が利用する場合、仕事を休まなくてはいけないといった不便さがあり、この点も日新火災を利用するうえでのデメリットとして考慮しなくてはいけません。

オプションの選択肢が少ない

日新火災の火災保険商品はいずれも、大手保険会社と比べるとオプションの選択肢が少ないといったデメリットもあります。

例:お家ドクター火災保険(すまいの保険)

  • 指定工務店特約
  • 事故時諸費用補償特約
  • 仮すまい費用補償特約
  • 被害事故弁護士費用等補償特約
  • 家賃損失補償特約
  • 個人賠償責任総合補償特約
  • 類焼損害補償特約

日々の生活で必要となる損害に対する補償はほぼカバーしていますが、スタンダードな特約のみとなっており、日新火災ならではの特約は「指定工務店特約」しかありません。

インターネットからの申し込みは知識が必要になる

お家ドクター火災保険は、パソコンやスマホからの申し込みに対応しており、さらにインターネット割引も受けられます。ただし、インターネットで申し込む場合、自分の判断で補償内容やオプションを取捨選択する必要があります。

もちろん、お問い合わせには対応していますが、対面と異なり回答に時間がかかる場合もあります。また、対応は営業時間内に限られているため、気軽に利用することができません。

このため、お家ドクター火災保険をインターネットで申し込む際には、火災保険に関する一定の知識が求められます。

丸尾
丸尾

保険商品を十分に理解していないと、必要な補償内容を外してしまい、いざというときに補償を受けられない可能性もあります。

このようなリスクを避けるため、自分で補償内容やオプションを選ぶのが難しい場合には、代理店や営業店を利用することをおすすめします。

日新火災の火災保険の種類と補償内容

日新火災のお住まいの保険(火災保険)には4種類の商品と地震保険があり、商品ごとに補償内容や特徴が異なります。それぞれどのような補償内容になっているか、詳しく見ていきましょう。

日新火災の火災保険の種類

日新火災のお住まいの保険(火災保険)は、下記のラインナップになっています。

  • お家ドクター火災保険(すまいの保険)
  • 住宅安心保険
  • マンションドクター火災保険(マンション管理組合特約付すまいの保険)
  • お部屋を借りるときの保険(賃貸家財総合保険)
  • 地震保険

保険商品ごとに、どのような特徴があるのかご紹介します。

お家ドクター火災保険(すまいの保険)

お家ドクター火災保険(すまいの保険)は、補償内容を自由に選べるタイプの火災保険で、高品質な修理サービスを組み合わせた日新火災オリジナルの火災保険商品です。

この保険には「指定工務店特約」がセットされており(解除可能)、信頼性の高い優良工務店を案内してもらえるため、損害が発生したときに安心して修理を任せられます。

また、代理店経由での加入だけでなく、インターネットからダイレクトに申し込むことも可能です。補償内容を選べる自由度の高さもあり、人気の高い商品となっています。

住宅安心保険

住宅安心保険は、スタンダードな総合型火災保険で、災害で発生する一般的な損害を幅広く補償してくれます。保険金は新価額(再調達価額)を基準に支払われるので、建物が古くなっても、保険金で修理や建て替えができるといった特徴があります。

また、暮らしと住まいをサポートするサービスが充実しており、下記のサービスを受けられます。

  • すまいのサポート24
  • 医療のサポート24
  • 暮らしのトラブル相談サービス
  • リフォーム相談サービス
  • 長期優良住宅の維持保全サポートサービス
丸尾
丸尾

さらに特約を追加することで、さらに補償範囲を広げることもでき、日常生活におけるさまざまな損害を補償してもらえる保険となっています。

マンションドクター火災保険(マンション管理組合特約付すまいの保険)

マンションドクター火災保険(マンション管理組合特約付すまいの保険)は、マンション共用部分における損害や賠償責任に対応する火災保険商品です。建物本体の共用部分だけでなく、掲示板や自転車置場、ロビーのソファなども補償の対象となります。

また、給排水管などのメンテナンス状況によって火災保険料が決定する仕組みとなっており、しっかりとメンテナンスされているマンションであれば、保険金を抑えることができます。

お部屋を借りるときの保険(賃貸家財総合保険)

お部屋を借りるときの保険(賃貸家財総合保険)は、賃貸物件を借りる際に利用できる火災保険商品です。アパートやマンションで火災や水ぬれなどの損害が発生した場合、大家さんへの損害賠償金や修理費用などを補償してくれます。

さらに、下の部屋への漏水、自転車事故などの日常生活で発生する賠償もカバー。家財の破損や盗難に対する補償も含まれており、幅広いリスクに対応しています。

丸尾
丸尾

この保険はパソコンやスマホから申し込むことができるため、わずらわしい書類作成が不要で、手軽に加入できる点も魅力です。

地震保険

地震保険は、地震や津波による火災や損壊、流失など、火災保険では補償されない損害をカバーする保険商品です。上記の火災保険と組み合わせて契約でき、火災保険の保険金額に対して30〜50%の範囲内で保険金額を設定できます。

※地震保険単体での契約はできませんのでご注意ください。

基本補償

お家ドクター火災保険住宅安心保険マンションドクター
火災保険
部屋を借りる
時の保険
火災、落雷、
破裂・爆発
風災、雹(ひょう)
災、雪災
選択可能
水災選択可能選択可能
盗難選択可能(※)
水漏れ選択可能(※)
騒擾(そうじょう)選択可能(※)
外部からの落下、
飛来等
選択可能(※)
破損・汚損など選択可能選択可能
※「盗難」「水漏れ」「騒擾(そうじょう)」「外部からの落下、飛来等」は、セットでの選択になります。

日新火災の火災保険の特徴

日新火災の火災保険にはデメリットもありますが、もちろん日新火災ならではのメリットもあります。ここでは、日新火災の火災保険の特徴について詳しく見ていきましょう。

指定工務店特約により優良な工務店に修理してもらえる

日新火災の特徴のひとつは、他社にはない「指定工務店特約」があることです。この特約により、火災や風災などの事故で建物に損害が発生した場合、日新火災が案内する修理業者を迅速に派遣してもらえます。

通常、この特約がない場合は、信頼できる修理業者を自分で慎重に選定する必要があります。ところが特約を付けておくだけで、日新火災が提携する全国の優良な工務店が対応してくれるため、自分で業者を探す手間が省けます。

さらに、指定工務店特約を付けることで、建物の保険料が3%割引になるため、コスト面でもメリットがあります。

インターネットでも代理店でも申し込みできる

保険会社の火災保険には、代理店型とネット通販型の2種類があり、多くの保険会社がどちらか一方にしか対応していません。最近では、保険料が安くなるネット通販型の火災保険が増えていますが、火災保険は契約内容が複雑で、窓口できちんと相談したいと考える人も少なくありません。

丸尾
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日新火災は、どちらのニーズにも対応しており、インターネットから直接申し込む方法と、代理店や営業店を通じて申し込む方法のどちらも選べます。

少しでも保険料を安くしたい人には、インターネットから直接申し込みするネット通販型がおすすめです。この方法で申し込みすると保険料が割安になり、手軽に契約を進めることができます。

一方、保険料が少し高くなっても、火災保険商品や補償内容、オプションを慎重に選びたい人は、代理店や営業店での申し込みがおすすめです。専門スタッフと相談しながら契約を進めることができるので、自分に合った補償内容で契約できます。

「お客さま本位」で迅速な対応を得意としている

日新火災は歴史のある保険会社ですが、大手保険会社と比べると広告宣伝にそれほど費用をかけていないため、知名度は高いとはいえません。社員数も約2000人で、東京海上日動火災保険の約1.6万人や、損害保険ジャパンの約2万人と比較しても小規模です。

しかし、この小規模であることが日新火災の強みであります。「お客さま本位」を掲げていることもあって、小回りの効く体制で、迅速な対応を得意としています。

丸尾
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たとえば「指定工務店特約」を開始したのも、迅速な復旧を目的としており、保険金の支払いも含めて時間をかけずにサポートを受けられるのが、日新火災の強みのひとつです。

信頼性が高く保険料を抑えられる

口コミを見ると、「日新火災の火災保険が1番安かった」という声が多く、保険料の安さも日新火災の特徴として挙げられます。

丸尾
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ただ安いだけでなく、利用者の満足度も高い点も、日新火災の魅力です。

知名度が低いため、検討したものの他社を選んだ人もいるかもしれませんが、不足しているのは知名度だけです。収益は安定しており、経営も堅実で、R&I(格付投資情報センター)による格付けは「AA+」。優良な保険会社であると評価されており、安心して火災保険に加入できます。

日新火災のお住まいの保険(火災保険)はこんな人におすすめ

信頼性が高く、迅速な対応が期待できる日新火災の火災保険ですが、デメリットもあるため、誰にでもおすすめできるわけではありません。それでは、どのような人に適した火災保険なのか見ていきましょう。

  • 修理業者との繋がりがない
  • 自分に最適な火災保険にカスタマイズしたい
  • 火災保険の保険料をできるだけ安く抑えたい

この3つのいずれかに該当する人は、日新火災の火災保険がおすすめです。それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

修理業者との繋がりがない

他社にはない日新火災の魅力は「指定工務店特約」にあります。ただし、この特約は誰にでも必要というわけではありません。

たとえば、地域密着型の工務店で注文住宅を建てた場合、損害が発生した場合にはその工務店に修理を依頼することが一般的で、この特約は必要ありません。一方で、この特約が必要なのは、中古住宅や建売住宅などを購入し、家を建てた業者との直接的な繋がりがないケースです。このような場合、自分で修理業者を探さなければならないため、特約が役立ちます。

また、近年、大規模災害発生後に、災害に便乗した悪徳商法が問題になっています。そのような業者に依頼してしまわないように、地域密着型の工務店と繋がりがないのであれば、日新火災の火災保険に加入する価値があります。

自分に最適な火災保険にカスタマイズしたい

従来の火災保険は補償内容が固定されており、さまざまな補償内容を包括的にカバーしていましたが、住環境も多様化により、補償内容に無駄が出てくるケースも増えています。たとえば、高台に建つ家では、水災への備えが不要な場合もあります。

従来型の火災保険では水災を補償内容から省くことができませんでしたが、日新火災のお家ドクター火災保険なら、必要な補償内容だけで構成できます。その結果、水災を補償内容から省くことで、保険料を抑えることもできます。

このように、補償内容を自分に最適な形にカスタマイズしたい人には、日新火災の火災保険が適しています。

丸尾
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ただし、従来型の住宅安心保険も用意されていますので、カスタマイズが必要ないという人でも、条件次第では日新火災の火災保険を利用できます。

火災保険の保険料をできるだけ安く抑えたい

火災保険の安さも日新火災の魅力のひとつです。このため、少しでも保険料を抑えたい人にも、日新火災の火災保険がおすすめです。ただし、必ずしもすべてのケースで他社より保険料が安くなるわけではありません。そのため、日新火災を含めて、複数の火災保険商品を比較検討することが重要です。

丸尾
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また、火災保険を選ぶときには保険料だけで選ぶのは避けるべきです。信頼性や支払い方法、付帯する特約の内容などを総合的に判断して、最も適していると感じた火災保険商品を選びましょう。

まとめ

日新火災の火災保険には、持ち家で向けの商品が2つあります。補償内容を自分でカスタマイズしたい人は「お家ドクター火災保険(すまいの保険)」、さまざまな損害に備えたいなら「住宅安心保険」がおすすめです。

ただし、インターネットから申し込みしたい場合には、「お家ドクター火災保険(すまいの保険)」しか選べません。さらにインターネットからの申し込みは、加入条件が厳しくなるため、申し込みできなかった場合には、代理店や営業店でお申し込む必要があります。

日新火災の強みは「指定工務店特約」ですので、損害発生した場合、迅速な対応をしてくれる業者と繋がりがない人は、どちらの火災保険を選ぶにしても、「指定工務店特約」を付けておくことをおすすめします。

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【FP監修】ソニー損保の火災保険のデメリットの口コミ評判を徹底検証https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/sonysonpo/Thu, 21 Nov 2024 03:45:07 +0000https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/?p=818

「ソニー損保の新ネット火災保険」は、火災保険におけるオリコン顧客満足度で2020年から2024年まで5年連続第1位を獲得しており、多くの人が加入を検討しています。ただし、ネットでの申し込みとなるため、本当に契約しても大丈 ... ]]>

「ソニー損保の新ネット火災保険」は、火災保険におけるオリコン顧客満足度で2020年から2024年まで5年連続第1位を獲得しており、多くの人が加入を検討しています。ただし、ネットでの申し込みとなるため、本当に契約しても大丈夫なのか不安に感じている人もいますよね。

そこで、この記事ではソニー損保の新ネット火災保険のデメリットについて詳しく解説し、どのような人に向いているのかをお伝えします。これから火災保険に加入するにあたって、ソニー損保を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

ソニー損保の新ネット火災保険のデメリット

利用者からの評価が高いソニー損保の新ネット火災保険ですが、そもそも口コミや評判がどれだけ信用できるのかわかりませんよね。そこで、ここではまずソニー損保の新ネット火災保険が公式に発表している情報をもとに、どのようなデメリットがあるのか詳しく解説していきます。

ソニー損保の新ネット火災保険のデメリットは次の7つです。

  • 火災保険についての知識が必要
  • 大規模災害発生時に電話が繋がらない可能性がある
  • スマホ操作に不慣れな人はハードルが高い
  • 家財保険のみの契約はできない
  • 古い物件は契約対象外
  • 「破損・汚損」が基本補償ではない
  • 月払いや年払いはクレジットカード払いのみ対応

それぞれのデメリットについて詳しくみていきましょう。

火災保険についての知識が必要

ソニー損保の新ネット火災保険は、ネット完結型の火災保険で、従来の大手保険会社のように代理店で申し込むのではなく、インターネットを通じてダイレクトに申し込む必要があります。このため、代理店のように、対面で相談しながら火災保険の内容を決めることができません。

もちろん、ソニー損保のサイトには必要な情報がきちんと掲載されており、電話やメールなどでの相談も可能です。ただし、前提となるのは「ソニー損保の新ネット火災保険の検討」であり、他社と比較して、最適な火災保険を提案してくれるということもありません。

丸尾
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さらに、補償内容を自分で取捨選択するスタイルのため、火災保険についての知識が不足していると、不要な補償を付けてしまったり、必要な補償を見落としたりするリスクがあります。

大規模災害発生時に電話が繋がらない可能性がある

ソニー損保には、火災保険の保険金支払い業務を行うサービスセンターが、全国に2ヶ所しかありません。オンラインや衛星画像、ドローンなど最新テクノロジーを活用して損害確認を行っているため、通常の災害であれば迅速に対応してもらえますが、大規模災害になると話は変わってきます。

南海トラフ巨大地震や首都直下地震といった、今後発生が予測されている大規模災害が起きた場合、サービスセンターに電話してもなかなか繋がらない可能性があります。また、調査員の派遣に時間がかかることも懸念されます。

ソニー損保もこの問題を認識しており、大規模災害への対応訓練も定期的に実施し、インターネットからも連絡できるような仕組みも採用しています。さらに、最短1時間で保険金の一部(上限10万円)を受け取れるようにもなっています。

丸尾
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それでも、実際に第自身が発生すると想定外のトラブルにより、保険金の支給が遅れる可能性もあります。

そのため、いざというときに保険金だけに頼らず、大規模災害に対する備えとして一定の貯金を確保しておく必要があります。

スマホ操作に不慣れな人はハードルが高い

若者から高齢者まで、ほとんどの人がスマホを所有し、誰もがネットに繋がれる時代になりましたが、それでもスマホ操作が苦手という人も少なくありません。そのような人にとって、ネットでの申し込みのみに対応しているソニー損保の仕組みは、あまり相性がよくありません。

たとえば、確認書類を提出する際には書類を撮影してアップロードする必要があります。しかし、スマホ操作に慣れていない場合、アップロードする方法がわからず困ることもあります。仮にアップロードが完了しても、受理されているかどうかわからず、不安に感じることもあります。

このように、スマホ操作に慣れていない場合、申し込みのハードルが非常に高く感じられ、「窓口で申し込みできる火災保険にすればよかった」と後悔することもあります。

家財保険のみの契約はできない

保険会社によっては家財保険のみの契約にも対応しており、賃貸物件でも火災保険に加入できる場合もあります。しかし、ソニー損保は家財保険のみの加入に対応していません。賃貸物件専用の火災保険も用意されていないため、人によっては最初から選択肢に入りません。

さらに契約者が法人の場合や、店舗や事務所などの物件も契約対象外となっています。ただし、自分が貸している賃貸物件であれば持ち家と判断されるため、問題なく加入できます。

古い物件は契約対象外

持ち家であれば火災保険の対象になるとお伝えしましたが、築年数が1980年以前の物件の場合、ソニー損保の新ネット火災保険には加入できません。このため築年数が古い家を購入した場合、古い物件でも加入できる、他社の火災保険を選ぶ必要があります。

ちなみに、古民家などの古い家は木造住宅で耐火性能が低いため、火災保険に加入できても保険料が高額になることがあります。建物と土地が安いから購入したのに、火災保険の保険料の支払いが負担になって後悔するケースもあるので、注意が必要です。

「破損・汚損」が基本補償ではない

丸尾
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他社の火災保険の多くが「破損・汚損」を基本の補償内容に含めていますが、ソニー損保の場合は基本補償ではなく、「破損・汚損損害等補償特約」を付ける必要があります。

そもそも、ソニー損保の新ネット火災保険の場合、「火災、落雷、破裂・爆発」以外は選択方式となっており、基本補償であっても特約であってもそれほど変わりませんが、基本補償に含まれていないため、契約時に見落としてしまう可能性があります。

さらに、特約になっているため、後ほどご紹介する割引制度の対象外になってしまうのも、デメリットのひとつです。

「破損・汚損」が補償対象だった場合、掃除中にテレビを倒して壊したたり、子どもがおもちゃを投げてガラスを割ってしまったりしたときなどにも保険金を受け取れます。かそのような発生率の高いトラブルに対応していますので、できるだけ加入を検討したい補償内容のひとつです。

月払いや年払いはクレジットカード払いのみ対応

ソニー損保の火災保険は、下記の3種類の支払い方法が用意されています。

  • クレジットカード払い
  • 払込票での支払い
  • 銀行振込での支払い

このうち、月払いと年払いに対応しているのはクレジットカード払いのみです。払込票や銀行振込で支払いたい場合には一括払いになり、地震保険付きの5年契約になると、数十万円を一括で支払う必要があります。

ただし、一括払いは月払いや年払いよりも保険料は割安になるため、どの支払い方法を選ぶにしても、一括払いで支払うのがおすすめです。

丸尾
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ちなみに、火災保険は契約期間中であっても解約可能で、未経過期間に応じて保険料が返還されるため、払い損となることはありません。長期契約により、損することはありませんので、保険料が安くなる一括払いを選びましょう。

ソニー損保の新ネット火災保険の補償内容

ソニー損保の新ネット火災保険は、「火災、落雷、破裂・爆発」への補償のみ必須で、その他の補償は選択方式となっています。どのような補償内容になっているのか、詳しくみていきましょう。

基本補償

火災、落雷、破裂・爆発
風災、雹(ひょう)
災、雪災
選択可能
水災選択可能
盗難選択可能
水漏れ選択可能(※)
騒擾(そうじょう)選択可能(※)
外部からの
落下、飛来等
選択可能(※)
破損・汚損など特約

※「水漏れ」「騒擾(そうじょう)」「外部からの落下、飛来等」は、個別での選択ではなく、セットでの選択になります。

損害保険金に含まれる費用

ソニー損保の新ネット火災保険では、保険の対象となる修理費だけでなく、下記の費用も損害保険金として支払われます。

  • 残存物取片づけ費用
  • 損害範囲確定費用
  • 仮修理費用

さらに次の費用も、基本補償の損害保険金に追加する形で支払われます。

  • 地震火災費用
  • 水道管修理費用
  • 損害防止費用

ソニー損保の新ネット火災保険の特徴

デメリットのあるソニー損保の新ネット火災保険ですが、もちろん他社にはないメリットもあります。重要なのは、メリットとデメリットをしっかり把握して、自分に適しているかどうかを判断することです。その判断をするために、ここではソニー損保の新ネット火災保険にどのような特徴があるのか見ていきましょう。

火災だけでなく、自然災害や日常の事故も補償

ソニー損保の新ネット火災保険の火災保険は、「火災、落雷、破裂・爆発」を基本補償としているため、火災や落雷などのトラブルのみ対応しているイメージがあるかもしれません。しかし、実際には自然災害や日常の事故にも幅広く補償しています。

丸尾
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たとえば、「類焼損害・失火見舞費用補償特約」を付けることで、自宅の火災、破裂・爆発によって、近隣に損害を与えた場合も補償を受けられます。

さらに「個人賠償責任補償特約」を付けることで、自転車で歩行者にぶつかったり、飼い犬が他人を噛んだりして、相手にケガをさせた場合にも補償を受けられます。このように、日常生活で起こりうる幅広いリスクに対しても備えられます。

地震上乗せ特約なら地震の補償も100%にできる

地震による被害を補償してくれる地震保険に加入すると、地震で自宅が損傷した場合に保険金を受け取れます。ただし、どの保険会社でも保険金額の上限は「火災保険金額の50%」までと決められています。

丸尾
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ところが、ソニー損保の「地震上乗せ特約(全半損時のみ)」を付けることで、全損・大半損・小半損として保険金を受け取る場合に、火災保険と同じように最大100%の補償を受けられます。

これにより、地震や津波で自宅が全損したような場合でも、保険金だけで家を建て直すことが可能です。

新価(再調達価額)で保険金を支払い

ソニー損保の新ネット火災保険は、新価(再調達価額)で保険金が支払われます。そのため、建物や家財が古くなって時価が下がっても、新しく建て直したり、新品を購入したりするときの金額で保険金を受け取ることができます。

たとえば、20年前に2000万円で建てた家が全焼したとします。この家を建て直すのに物価高の影響で2500万円かかるとすると、保険金として2500万円を受け取れます。

さまざまな割引制度を用意

ソニー損保の新ネット火災保険には、下記のような割引制度が用意されています。

火災保険

証券ペーパーレス割引※保険料から3%割引
(最大500円)
マイページ新規申込割引※保険料から3%割引
(最大1,000円)
※基本補償

地震保険

免震建築物割引50%割引
耐震等級割引最大50%割引
耐震診断割引10%割引
建築年割引10%割引

さらに、ホームセキュリティや家事サービスなどをお得に利用できる「ご契約者優待サービス」も用意されており、日々の暮らしをお得にサポートしてもらえます。

ソニー損保の新ネット火災保険はこんな人におすすめ

ソニー損保の新ネット火災保険にはメリットもデメリットがありますが、それを把握しても、自分に適しているかどうか判断できない人もいるかもしれません。そこで、これまでの説明を踏まえ、どのような人におすすめの火災保険なのかについて解説します。

ソニー損保の新ネット火災保険は、下記のいずれかに該当する人に適しています。

  • 火災保険に詳しくて相談できる人が周りにいる
  • 自分で火災保険内容の比較検討や見極めができる人
  • できるだけ早く保険金を支払って欲しい人

それぞれの内容について、詳しく解説していきます。

火災保険に詳しくて相談できる人が周りにいる

ソニー損保は電話で相談が可能ですが、店舗も代理店もないため、保険商品の内容を納得できるまで詳しく説明を受けることが困難です。また、ソニー損保のサポートセンターで相談したとしても、デメリットまでは教えてくれません。

このため、言われるがまま申し込みをしてしまい、後悔する可能性もあります。このような事態を避けるために重要なのは、身近に相談相手がいるかどうかです。もし、すでにソニー損保の火災保険に加入している人が周りにいれば、その人に相談することで失敗を回避できます。

ただし、1人だけでは参考程度にしかなりませんので、すでに自宅を購入して火災保険に加入している2〜4人程度に相談してください。そうすることで客観的な判断がしやすくなり、加入するかどうかを決断しやすくなります。

丸尾
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身近にそのような人がいない場合には、火災保険の相談ができる窓口サービスなどを利用するのもおすすめです。

自分で火災保険内容の比較検討や見極めができる人

周りに火災保険に詳しい人がいない場合でも、自分で勉強して知識を身に付けることが得意な人であれば、誰にも相談せずに自分で比較検討や選定することも可能です。火災保険というと難しいサービスという印象があるかもしれませんが、少し勉強すれば誰でも最低限の知識が身につきます。

丸尾
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そのため、普段から知識が増えていくことを楽しめている人に、ソニー損保の新ネット火災保険は適しています。

ただし、忙しくて勉強する時間がまったくないという場合には、検討する時間を確保するのも難しいですよね。そのような場合には、窓口や代理店で相談しながら申し込みできるタイプの保険会社がおすすめです。

火災保険の保険金をできるだけ抑えたい人

ソニー損保の火災保険は、補償内容を自由に選択できるので、必要ないと感じた補償内容を省くことで保険料を大幅に抑えることができます。

丸尾
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たとえば、自宅が水はけのいい高台にある場合、水災のリスクが低いため補償対象から外すことができます。

治安のいいエリアにセキュリティがしっかりした家を建てるのであれば、空き巣による盗難被害などの補償も外すこともできます。

さらに、すでにお伝えしましたように、ソニー損保の火災保険には割引制度があるため、本当に必要な補償だけに絞り込むことで、保険料をしっかりと抑えることができます。このため、できるだけ出費を抑えつつ、信頼できる火災保険に加入したい人におすすめです。

まとめ

ソニー損保の新ネット火災保険の最大の魅力は、補償内容を自分用にカスタマイズできる点にありますが、ネット保険ということもあって、対面での相談ができないといったデメリットがあります。さらにスマホやパソコンの操作が苦手という人には、ややハードルが高く感じられるかもしれません。

このため、誰にでもおすすめというわけではありませんが、オリコン顧客満足度で5年連続第1位になるなど、利用者からは高く評価されている火災保険でもあります。自分で補償内容を比較検討するのが得意な人や、周りに相談できる人がいるなら、検討対象のひとつに入れておきましょう。

また、必要な補償内容に絞り込むことで、保険料を抑えられるといったメリットもあります。デメリットを十分に理解したうえで、それでもメリットが上回ると感じるなら、ソニー損保の新ネット火災保険をご活用ください。

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【FP監修】郵便局の火災保険「ゆうホーム」の口コミ!メリット・デメリットを解説https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/yu-home/Tue, 23 Jul 2024 23:42:20 +0000https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/?p=144

日本郵政グループ社員向けの火災保険「ゆうホーム」は、掛け金が安くて補償がしっかりしていることから、とても魅力的な保険商品として知られています。ただし、どんな人でも利用できるわけではないことから、情報も限られており、本当に ... ]]>

日本郵政グループ社員向けの火災保険「ゆうホーム」は、掛け金が安くて補償がしっかりしていることから、とても魅力的な保険商品として知られています。ただし、どんな人でも利用できるわけではないことから、情報も限られており、本当に加入していいのか判断できないという人もいますよね。

そこでここでは、そのような人のために、実際に郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」に加入した人の口コミをチェックして、本当に魅力的な保険商品なのかについてまとめました。加入するかどうかで迷っている人は、ぜひ検討するときの参考にしてください。

ゆうホームの口コミや評判

加入するかどうかで迷っている人は、実際に利用した人の口コミや評判を参考にしたいかもしれませんが、残念ながら郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」に関する口コミはありません。日本郵政グループ社員向けという、閉ざされた環境の中でのサービスであることが影響しているのかもしれません。

いずれにしても、参考になる口コミはありませんので、気になっているという人は社内の先輩や同僚で「ゆうホーム」を利用している人に相談してみましょう。もしくは公開されている情報から、自分に適しているか判断して加入するかどうかを決めてください。

判断するときの参考になるように、次章以降で郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」の特徴について詳しく解説していきます。

郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」の特徴

まずは郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」がどのような保険商品なのかについて、その特徴を詳しく解説していきます。

  • 地震補償が含まれている
  • 手頃な保険料で火災保険に加入できる
  • 退職してからも契約を継続できる

この3点が郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」の特徴になります。それぞれの特徴について内容を詳しく見ていきましょう。

地震補償が含まれている

丸尾
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一般的な火災保険は高額な地震保険に加入しないと、震災に対する補償を付けることができませんが、郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」は最初から震災被害に対する補償も含まれています。

このため地震保険への加入なしで、震災や地震による津波などに備えることができます。

さらに車両などの衝突や物体の落下、または水漏れなどの不慮の人為的災害も補償対象なっており、いざというときに頼りになる火災保険となっています。

手頃な保険料で火災保険に加入できる

火災保険の保険料は、契約1口につき10円/月となっており、最大200口まで加入できます。このため月額でも最大2,000円しかかからず、一般的な賃貸住宅の火災保険の保険料よりも少し高いくらいの金額で、建物も家財も保険対象にできます。

ちなみに火災保険の支払いは月払い・半年払い・年払いから選べて、引越しなどで手元にあまりお金がないという場合には月払いにすることで初期費用を抑えられます。

退職してからも契約を継続できる

郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」は日本郵政グループ社員向けの商品ですが、退職してもそのまま契約を継続できます。しかも退職後継続して契約していた人が、解約もしくは失効した場合でも、解約もしくは失効の日から1年以内であればあらためて契約できます。

退職したら解約になり、また保険を探さなくてはいけないと思って加入をためらっている人もいるかもしれませんが、問題なく継続できますのでご安心ください。

郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」商品概要

郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」の特徴を把握できたかと思いますので、次に保険商品についてもう少し詳しくご紹介します。どのような建物を保険の対象にできるのかなど、基本的な情報を確認していきましょう。

保険の対象

郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」は、住宅と家財のそれぞれを保険の対象とできます。ただし、どのような住宅や家財でも保険の対象にできるわけではなく、それぞれに下記のような条件があります。

●契約できる住宅

  • 契約者または契約者と生計を一にする2親等内の親族が所有し、契約者が居住する住宅
  • 契約者が所有し契約者以外の人が居住する住宅
  • 契約者または2親等内の親族が所有する郵便局舎(簡易郵便局を除く)

●契約できる家財

  • 契約者が居住する住宅内に収容されている、契約者等が所有する家財
  • 契約者が単身赴任をしている場合の赴任先の家財

単身赴任したときに、赴任先の家財や契約者以外が住んでいる持ち家を、保険の対象にできるのはとても魅力的です。全国に事業所のある日本郵政グループですので、家を買ってから転勤があったらどうしようと不安になる必要もなく、安心して加入できます。

契約限度口数

持ち家

住宅所有者居住者対象物件限度口数
契約者
同一生計の親族
契約者住宅・家財住宅150口・家財50口
同一生計の親族
(契約者が単身赴任)
住宅・家財住宅150口・家財50口
契約者契約者以外の人住宅住宅150口・家財なし

賃貸・貸間など

住宅所有者居住者対象物件限度口数
第三者契約者家財住宅なし・家財50口

契約できる口数は住宅が150口まで、家財が50口までとなっており、持ち家の場合には最大200口まで契約できます。また、賃貸物件でも加入可能で、その場合には最大50口(月額500円)まで契約できます。

保険金の種類と支払事由

郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」で支払われる保険金の種類は下記になります。

  • 火災等保険金(火災・落雷・破裂・爆発)
  • 風水雪害保険金(風害・水害・雪害など)
  • 震災等保険金(地震・噴火・津波)
  • その他の災害保険金(不慮の人為的災害)
  • 災害死亡保険金(契約者・配偶者・親族)
  • 火元失火保険金
  • 漏水保険金

それぞれの保険金について、いくら補償してもらえるのか見ていきましょう。

火災等保険金(火災・落雷・破裂・爆発)

支払事由:火災、落雷、破裂または爆発によって保険対象が損害を受けた

補償内容1口あたりの保険金最高補償額
(200口)
全焼
(損害割合70%以上)
16万円3,200万円
部分焼全焼支払額を
限度とした損害額
全焼支払額を
限度とした損害額

風水雪害保険金(風害・水害・雪害等)

支払事由:暴雨風、突風、台風、洪水または降雪等により保険対象が損害を受けた

※床下浸水は対象外

補償内容損害割合1口の保険金最高補償額
(200口)
全焼70%以上6万円1,200万円
半壊20%以上3万円600万円
一部損壊10万円以上0.3万円60万円
床上浸水0.3万円60万円

震災等保険金(地震・噴火・津波)

支払事由:地震もしくは噴火またはこれらが原因で生じた津波により保険対象が損害を受けた

補償内容損害割合1口の保険金最高補償額
(200口)
全焼70%以上2.5万円500万円
半壊20%以上1.25万円250万円
一部損壊10万円以上0.1万円20万円

その他の災害保険金(不慮の人為的災害)

支払事由:車両等の衝突、物体の落下または水漏れ等により保険対象が損害を受けた

補償内容損害割合1口の保険金最高補償額
(200口)
全焼70%以上2万円400万円
半壊20%以上0.5万円100万円
一部損壊10万円以上0.1万円20万円

災害死亡保険金(契約者・配偶者・親族)

支払事由:保険契約者または保険対象である住宅もしくは保険対象である家財を収容する住宅に居住する親族が、災害により180日以内に死亡した

補償内容1口の保険金最高補償額
(200口)
保険契約者0.5万円100万円
保険契約者の配偶者0.25万円50万円
配偶者以外の
2親等内の親族
0.1万円20万円

火元失火保険金

支払事由:保険対象である住宅もしくは保険対象である家財を収容している住宅内から発生した火災により、保険契約者が第三者に損害を与えた

補償内容1口の保険金最高補償額
(200口)
第三者1世帯あたり
40万円が限度
1万円200万円

漏水保険金

支払事由:保険対象である住宅もしくは保険対象である家財を収容している住宅内から発生した事故により、保険契約者が第三者に水漏れ損害を与えた

補償内容1口の保険金最高補償額
(200口)
第三者世帯の制限なし0.1万円20万円

郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」に加入するときの注意点

ここまでの説明で、郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」について、その特徴や魅力を把握できたかと思いますが、契約する前に頭に入れておかなくてはいけない点がいくつかあります。どのような注意点があるのか見ていきましょう。

  • 日本郵政グループの社員でないと利用できない
  • 住宅によっては十分な保険金を受け取れない
  • 保険料控除の対象にならない

これらの注意点についてしっかりと理解しておく必要がありますので、それぞれの点について詳しく解説していきます。

日本郵政グループの社員でないと利用できない

丸尾
丸尾

すでにお伝えしましたように、郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」は日本郵政グループ社員向けの保険商品であり、社員でない方はそもそも利用できません(期間雇用社員は利用可)。

とても魅力的な火災保険ですが、ほとんどの人が対象外となりますのでご注意ください。

ただし契約者が亡くなった場合には、亡くなられた月の翌月1日から1年以内であれば、配偶者に限って契約を継続できます。もちろん手続きが必要になりますので、最寄りの地方本部にお問い合わせください。

住宅によっては十分な保険金を受け取れない

「ゆうホーム」は最大200口までしか加入できないため、火災で自宅が全焼したとしても3,200万円までしか受け取れません。もし自宅の再調達価額が3,200万円を超えている場合には、保険金だけでは同じ家を建てることができず、自己負担額が発生します。

地震に対する補償も一般的な地震保険よりも少なく、保険金は最大500万円となっています。保険料を考えれば妥当な保険金ですが、今後予想される大規模地震に対して、しっかり備えたいという場合には、他の火災保険も検討する必要があります。

保険料控除の対象にならない

丸尾
丸尾

火災保険そのものは保険料控除の対象外となっているため、一般的な火災保険も郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」も控除を受けることができません。

ただし、一般的な火災保険に地震保険を付けた場合には、最大5万円の地震保険料控除を受けられます。

「ゆうホーム」も地震補償があるから地震保険料控除の対象では?と思うかもしれませんが、地震保険ではないため、残念ながら控除を受けられません。あくまでも火災保険としての地震補償となっていますので、勘違いしないように気を付けてください。

まとめ

郵政福祉の火災保険「ゆうホーム」は日本郵政グループの社員だけが利用できるため、福利厚生のような位置づけの保険商品になります。1口10円/月という格安の保険料で加入でき、月額2,000円の保険料で、最大3,200万円の火災保険金を受け取れます。

とても魅力的な火災保険ですが、200口までしか利用できないため、再調達価額が3,200万円を超える場合には十分な保険金を受け取れません。さらに地震補償も最大500万円の保険金となっており、一般的な地震保険と比べるとかなり少なくなっています。

このようなデメリットはあるものの、退職後も継続利用できますし、郵政福祉の火災保険であるという信頼性があります。口コミなどの情報はほとんどありませんが、安心して利用できる保険商品ですので、日本郵政グループの社員なら積極的な利用をおすすめします。

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【FP監修】引越し時の火災保険の重複・空白期間に注意!二重加入で返金されるの?https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/duplication/Tue, 23 Jul 2024 23:05:07 +0000https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/?p=142

引越しするときに気をつけなくてはいけないことのひとつが、火災保険の重複加入です。どうしても重複加入をする必要がある場合を除いて、火災保険は1つだけ加入しておくべきで、重複で加入しているとさまざまな問題が発生します。 もち ... ]]>

引越しするときに気をつけなくてはいけないことのひとつが、火災保険の重複加入です。どうしても重複加入をする必要がある場合を除いて、火災保険は1つだけ加入しておくべきで、重複で加入しているとさまざまな問題が発生します。

もちろん重複だけでなく空白期間ができるのもNG。ただ、何も考えずに火災保険に加入してしまうと、知らないうちに重複していたり、空白ができていたりします。そこでここでは、引越しのタイミングで、うまく火災保険を引継ぎするポイントについて詳しく解説していきます。

引越しで火災保険を引継ぎする方法

まずは引越しするときに、火災保険をどのように引継ぎすればいいのか、どのような取り扱いになるのかについて解説していきます。

火災保険の引継ぎ方法は、旧居と新居それぞれが賃貸なのか、それとも持ち家なのかによって異なります。この場合、考えられるのは次の4つのケースになります。

引越しケース
  1. 賃貸から賃貸
  2. 持ち家から持ち家
  3. 賃貸から持ち家
  4. 持ち家から賃貸

それぞれのケースごとに、どのような方法で引継ぎすればいいのか見ていきましょう。

賃貸から賃貸に引越しする

賃貸物件から賃貸物件に引越しする場合には、下記2つの引継ぎ方法があります。

  • A.旧居の火災保険を解約し新居で新規契約する
  • B.旧居の火災保険を継続利用する
丸尾
丸尾

賃貸物件を不動産管理会社が管理している場合には、斡旋された火災保険に加入するのが一般的です。

このため、ほとんどの人が契約中の火災保険を解約し、新居で新しく火災保険に加入することになります。

ただし、必ずしも斡旋された火災保険に加入する必要はないため、旧居の火災保険を継続利用することも可能です。このとき新居の所在地や建物構造などが変わる場合には、追加で保険料を請求されることもあります(返還されることもあります)。

ちなみに同じ不動産管理会社を利用して新居の契約をする場合には、不動産管理会社のほうから火災保険の継続利用を提案されることもあります。

持ち家から持ち家に引越しする

持ち家から持ち家に引越しする場合、旧居を売却するのか所有し続けるのかによって、引継ぎ方法が異なります。

旧居を売却する

新居で火災保険に新規契約し旧居の火災保険を解約する

旧居を所有する

旧居の火災保険を継続し新居で新規契約する

持ち家の場合にはさまざまな考え方がありますが、旧居を売却することになるなら、新居で新規に火災保険の契約をし、旧居を手放してから旧居の火災保険を解約します。この順番が重要なのですが、それについては後ほど詳しく解説します。

旧居を所有する場合には旧居の火災保険は継続し、新居でも火災保険に加入します。このとき旧居に家財を残さないなら、旧居の火災保険対象を「建物」のみにして、「家財」を対象から外すことで保険料を安くできます。

賃貸から持ち家に引越しする

賃貸物件から持ち家に引越しする場合には、賃貸物件の火災保険を解約して、持ち家で新しく火災保険に加入します。

丸尾
丸尾

賃貸物件の火災保険は「家財」のみを対象としており、「建物」も補償対象としなくてはいけない持ち家の火災保険に利用できないためです。

持ち家なら火災保険に加入しないという選択肢もあるのでは?と思うかもしれませんが、住宅ローンを組む場合には、火災保険加入が必須条件になるため、家を建てるにしても中古物件を購入するにしても、ほとんどの人が火災保険に加入することになります。

持ち家から賃貸に引越しする

持ち家から賃貸物件に引越しする場合も、旧居を売却するのか所有し続けるのかによって、引継ぎ方法が異なります。

  • 旧居を売却する:新居で火災保険に新規契約し旧居の火災保険を解約する
  • 旧居を所有する:旧居の火災保険を継続し新居で新規契約する
丸尾
丸尾

持ち家を売却して賃貸物件に引越しする場合には、持ち家から持ち家への引越しと同じく、新居で火災保険に加入し、旧居が売却できてから旧居の火災保険を解約します。

転勤などで旧居は所有したまま賃貸物件に引越しする場合には、旧居の火災保険を継続加入し、新居では新しく火災保険に加入します。このとき旧居に残す家財の価値に応じて、旧居の火災保険内容を見直す必要があります。

火災保険の重複や空白が発生するケース

引越しをするときに、火災保険をどうすればいいのか把握したところで、次にどのようなときに火災保険の重複や空白が発生するのかについて説明します。

火災保険の重複が発生する理由

まずは火災保険の重複がなぜ発生するのかについて説明します。火災保険の重複が発生する理由は下記のいずれかになります。

  • 管理期間が重複している
  • 火災保険を解約し忘れている
丸尾
丸尾

持ち家にしても賃貸物件にしても、その物件を管理する期間が新居と旧居で重複しているときに、火災保険も重複して加入することになります。

たとえば持ち家から持ち家への引越しの場合、すでにお伝えしましたように、旧居が売れるまで旧居の火災保険を解約できません。

新居に引越ししたとしても旧居の所有権はまだ自分に残っており、火災や自然災害の被害にあったときに火災保険で補償してもらう必要があるためです。このため、新居と旧居で管理期間が重複している場合、火災保険の重複は原則として回避できません。

解約忘れ

そのような重複は仕方ありませんが、問題があるのは火災保険を解約し忘れているケースです。このケースが意外と多く、そもそも火災保険を解約するものだと知らなかったという人も少なくありません。賃貸契約を解約しても、火災保険はそのまま加入が継続されますので注意してください。

火災保険の空白が発生する理由

火災保険で重複よりも避けたいのが「加入期間の空白」ですが、これがどのようなときに起きるのか見ていきましょう。

  • 持ち家からの引越しする日を解約日とした
  • 賃貸物件の契約期間中に新居に異動させた

いずれも、暮らしている住宅では火災保険の空白は発生しませんが、旧居に対する補償がなくなっており、建物に何かあった場合には保険金を受け取れなくなります。その結果、多額の費用を払うことになり、場合によっては家計が破綻してしまいます。

また、保険料が未払いになっている場合も火災保険の空白期間となり、火災や自然災害が発生したときに保険金を受け取れませんので気をつけましょう。

火災保険の重複がなぜ問題なのか

そもそも火災保険の重複があると、なぜ問題になるのかわからないという人もいますよね。空白期間があると、いざというときに保険金を受け取れないのでNGというのはわかりますが、重複なら問題ないのでは?と考えている人もいるはずです。

何を基準に「問題ない」とするかは人によりますが、たしかに火災保険に重複していてもそれほど大きな問題はありません。重複加入しているからといって保険金が支払われないわけではありませんし、法律に違反しているわけでもありません。

丸尾
丸尾

ただし、解約し忘れて重複している場合には、解約返戻金を受け取れないという問題が発生します。

火災保険は契約期間中に解約した場合、残りの期間分の保険料が解約返戻金として返還されるのですが、これは解約手続きをしていないと受け取ることはできません。

たとえば持ち家で5年契約40万円の火災保険に加入していたとして、契約期間を2年残して解約した場合、約15.6万円の解約返戻金を受け取れます。

ところが手続きをしていないと、1円も手にすることができなくなるわけです。

また、火災保険のほとんどが過去に遡っての解約ができませんので、引越しして何年も経過してから解約忘れに気付いてもあとの祭りというわけです。そのようなことにならないように、継続利用するのでなければ、引越しをするときには必ず火災保険を解約しておきましょう。

同じ物件で火災保険に重複加入するのはNG

少しイレギュラーなケースですが、ひとつの物件に対して2つの火災保険に重複して加入しているケースについても話しておきましょう。

重複して加入すれば、被害にあったときに火災保険を二重に受け取れると思っている人がいるかもしれませんが、残念ながらそのようなことはありません。2つの火災保険に加入していたとしても受け取れる保険金は1つの火災保険に加入しているときと同額です。

たとえば火災で家が全焼したとしましょう。このとき建物評価額が2000万円だったとして、保険金額が2000万円の火災保険に2つ加入したとします。

建物評価額:2000万円

保険保険金額
火災保険A2000万円
火災保険B2000万円

家が全焼したなら、火災保険Aと火災保険Bのそれぞれから2000万円、合計4000万円受け取れるわけではなく、受け取れるのは2000万円までとなります。それどころか、どちらの火災保険が適用されるのか保険会社で話し合いをすることになり、すぐに保険金を受け取れないといった問題も発生します。

丸尾
丸尾

これでは保険料金が無駄になってしまいますので、火災保険は重複加入せずに1つだけに絞って加入するのがおすすめです。

まとめ

賃貸物件でも持ち家でも基本的には火災保険に加入する必要がありますが、引越しのタイミングで重複して加入してしまうことが多く、人によっては数十万円も無駄にすることもあります。そうならないためにも、継続利用しない火災保険は必ず解約手続きをしておきましょう。

もちろん空白期間ができてしまうのもNGです。持ち家から引越しする場合は、持ち家の所有権がなくなるまで、賃貸物件の場合は契約満了日まで解約しないように気をつけてください。ただし、賃貸物件は事前に解約手続きができるので、契約満了日が確定したら、忘れずに手続きをしておきましょう。

また、ひとつの物件に対して火災保険を重複して加入することは可能ですが、受け取れる保険金額は変わりません。保険金の支払いが遅れたり、保険料が無駄になったりしますので、火災保険はひとつに絞って加入するのがおすすめです。

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【FP監修】こくみん共済coopのメリット・デメリット!住まいる共済はどんな人に向いている?https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/coop/Tue, 23 Jul 2024 07:36:16 +0000https://xn--ruq61pvzwccz27weya.jp/?p=128

火災保険に加入するため比較検討しているときに、「こくみん共済coopの火災共済なら掛け金を抑えられる」と教えられて気になっているという人もいますよね。でも民間保険会社の火災保険と何が違うのかよくわからなくて、利用するかど ... ]]>

火災保険に加入するため比較検討しているときに、「こくみん共済coopの火災共済なら掛け金を抑えられる」と教えられて気になっているという人もいますよね。でも民間保険会社の火災保険と何が違うのかよくわからなくて、利用するかどうか迷っている人も少なくないはず。

ここではそんな人のために、こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」の仕組みや、メリットとデメリットについてわかりやすく解説していきます。できるだけ掛け金を抑えて火災保険に加入したいという人は、ぜひ参考にしてください。

こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」の仕組み

こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」は、保障内容の決め方などがやや複雑ですので、まずは仕組みがどのようになっているのかについて、簡単に解説していきます。

「住まいる共済」の保障内容

住まいる共済は「火災共済」と「自然災害共済」の2つの共済で構成されています。火災共済は火災や雷災、水漏れなどの被害への保障を行い、自然災害共済は風水害や地震などの被害への保障を行います。

丸尾
丸尾

ここで注意しなくてはいけないのが、自然災害共済は火災共済にプラスして加入するタイプの保障であるということです。

火災共済のオプションだと考えるとわかりやすいかもしれません。火災共済だけでは補いきれない災害に備えたい場合に、特約と合わせて追加します。

自然災害共済には「標準タイプ」と「大型タイプ」があり、大型タイプに加入することでより手厚い保障を受けられます。

また保障対象は「住宅+家財」「住宅のみ」「家財のみ」から選ぶことができ、自然災害共済の場合には、風水害リスクが少ないマンション構造専用も用意されています。それぞれの保障内容について表にまとめていますので、プラン選びの参考にしてください。

火災共済自然災害共済マンション構造専用
火災、雷災
破裂・爆発
風災・ひょう災
雪災
水災
盗難盗難共済金盗難共済金
水漏れ
突発的な第三者の
直接加害行為
外部からの落下
飛来等
破損・汚損
消防破壊
消防冠水
地震

「住まいる共済」の掛け金

民間保険会社の火災保険の場合、建物評価額を元に建物の保険金額を決めますが、「住まいる共済」では独自の算出方法で必要保障額(加入基準)を決定します。必要保障額が計算できたら、必要保障額を10万円で割り、加入口数を決めます。

住宅の必要保障額2,000万円
家財の必要保障額1,000万円

このようなケースでは、住宅に対するの加入口数が200口、家財に対する加入口数が100口になり、合計300口の契約を結ぶことになります。

丸尾
丸尾

保障内容により1口あたりの年払掛金が決まっていますので、その年払掛金と合計口数から「住まいる共済」の掛け金が決まります。

また、被災内容や被害の程度に応じて1口あたりの共済金が決まっています。たとえば火災で家が全焼した場合には、1口あたり10万円の共済金が支払われるため、300口なら3,000万円の共済金を受け取れます。

こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」のメリット・デメリット

こくみん共済coopは民間保険会社と違って営利を出す必要がないため、一般的な火災保険とは違ったメリットやデメリットがあります。「住まいる共済」の特徴を把握するために、どのようなメリットとデメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。

こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」のメリット

  • 民間保険会社と比べて掛け金が安い
  • 予算に合わせて保障内容をアレンジできる
  • さまざまなトラブルで保障してもらえる
  • 口座振替なら手続きなしの自動更新できる
  • 火災共済は割り戻し金を受けられる

こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」には、このような5つのメリットがあります。それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

民間保険会社と比べて掛け金が安い

こくみん共済coopは非営利団体ですので、民間保険会社のように利益をあげる必要がありません。このため民間保険会社と比較すると、掛け金が安く設定されています。具体的にどれくらいの違いがあるのか見ていきましょう。

条件
  • 千葉県千葉市
  • 30坪
  • 持ち家(木造・H構造)
  • 地震保険特約あり
  • 家族3人
  • 加入年齢:35歳
  • 建物の保険金額:2,000万円
  • 家財補償:1,000万円

住まいる共済24,500〜86,850円/年
民間保険会社43,600〜120,300円/年

それぞれ保障内容によって掛け金が変わりますが、「住まいる共済」の最小構成なら、上記条件で年間24,500円と民間保険会社よりも2万円近く掛け金を抑えることができます。

地震に備えた場合も、民間保険会社は10万円前後になりますが、「住まいる共済」なら8万円台で、こちらも2万円程度安く抑えられます。

予算に合わせて保障内容をアレンジできる

火災共済を提供している非営利団体は他にもいくつかありますが、その多くがプランの選択肢がほとんどなく、無駄の多い火災共済になりがちです。

丸尾
丸尾

ところがこくみん共済 coopの火災保険「住まいる共済」は、保険内容のアレンジがしやすく予算や保障内容に合わせてアレンジ可能です。

すでにお伝えしましたように、自然災害への備えを外すこともできますし、保障を住宅だけにしたり、家財だけにしたりすることも可能です。

住宅ローン契約のために、とにかく加入できればいいという場合には格安の火災保険にアレンジでき、反対に保障の手厚い火災保険にもできます。

さまざまなトラブルで保障してもらえる

「住まいる共済」は火災や自然災害への保障だけでなく、その他のさまざまなトラブルに対しても共済金を受けられます。どのような保障内容が対象なのか見ていきましょう。

・持ち出し家財共済金

・失火見舞費用共済金

・修理費用共済金(マンション構造)

・漏水見舞費用共済金(マンション構造)

・風呂の空だき見舞金

・住宅災害死亡共済金

・バルコニー等修繕費用共済金 (住宅契約・マンション構造)

・水道管凍結修理費用共済金(住宅契約・20口以上加入)

・付属建物等風水害共済金 (住宅契約・20口以上加入)

・盗難共済金

・傷害費用共済金

・付属建物等特別共済金(大型タイプの住宅契約に20口以上加入)

・地震等特別共済金(20口以上加入)

すべてを把握するのが難しいくらい、さまざまなトラブルに対応していることがわかります。安いだけでなく保障もしっかりとしていることが、「住まいる共済」をおすすめする理由のひとつです。

口座振替なら手続きなしの自動更新できる

民間保険会社の火災保険は契約年数が最大5年となっていますが、こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」は1年契約です。1年ごとに契約しなくてはいけないならデメリットでは?と思うかもしれませんが、口座振替にしておけば更新手続きが必要ありません。

自動更新になっており、契約更新手続きなしで継続できるので、火災保険の見直しが不要です。このため、火災保険に加入したら、災害などのトラブルが発生するまで、そのまま放置しておきたいという人に適しています。

火災共済は割り戻し金を受けられる

非営利団体の火災保険ですので、「住まいる共済」の運用で余剰金が発生した年には割り戻し金を受けられます。いくら戻ってくるかは年度によって異なり、大災害などが発生すると戻ってこないこともありますが、民間保険会社にはないメリットのひとつになります。

ただし、自然災害共済は割り戻し金の対象外となっているため、契約内容によっては掛け金に対する割り戻し金が少なく、あまりお得に感じられないケースもあります。

こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」のデメリット

  • 最高保証額の上限が6,000万円までしかない
  • 自動更新時に掛け金や保障内容も変更される
  • 火災以外の災害に対する保障が弱い
  • 追加できる特約の種類が少ない
  • 破損や汚損に対する保障がない

メリットの多い「住まいる共済」ですが、上記のようなデメリットもあります。デメリットについても、内容を詳しく見ていきましょう。

最高保証額の上限が6,000万円までしかない

こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」は、火災で家が全焼したときの最高保障額が、家屋で4,000万円、家財で2,000万円の合計6,000万円しかありません。このため、住宅の価値と家財の価値の合計が6,000万円を超える場合には、再建するときに自己負担が発生します。

再建にかかる費用7,000万円
支払われる共済金6,000万円

このようなケースでは、同じ家を建てる場合には1,000万円が自己負担になるため、貯金がない場合には住宅ローンを組むか、建て直す家の規模を小さくする必要があります。

自動更新時に掛け金や保障内容も変更される

契約を自動更新できるのはメリットですが、掛け金や保障内容は更新時のものに変更されるといったデメリットがあります。

丸尾
丸尾

契約内容にどのような変更があるのかを、きちんと確認しておかないと、掛け金が上がったり、共済金が減っていたりする可能性もあるため注意が必要です。

更新手続きが不要とはいえ、契約内容に変更がないかのチェックは、更新のタイミングで必ず行うようにしてください。

火災以外の災害に対する保障が弱い

「住まいる共済」は火災に対する保障はしっかりとしていますが、自然災害などへの保障が民間保険会社と比べると弱いといったデメリットがあります。たとえば風水害が発生して、自宅が全壊したときの共済金は下記のように設定されています。

風水害等共済金
(標準タイプ)
5万円×口数+300万円
風水害等共済金
(大型タイプ)
7万円×口数+300万円

火災による被害では「10万円×口数」の保障を受けられるため、風水害等共済金(標準タイプ)だと「火災で受け取れる共済金の50%+300万円」が保障額の上限になり、風水害等共済金(大型タイプ)でも「火災で受け取れる共済金の70%+300万円」が保障額の上限になります。

もし火災に備えて3,800万円(380口:住宅240口+家財140口)の火災共済に加入していたとすると、洪水で自宅が全壊した場合、風水害等共済金が標準タイプだった場合には、2,200万円しか受け取れない計算になります。

地震に対する保障はもっと低く、火災で受け取れる共済金の30%しか受け取れません。

丸尾
丸尾

このように自然災害への保障が弱く、再建や修復するときに自己負担額が多くなるのが、「住まいる共済」の大きなデメリットになります。

追加できる特約の種類が少ない

「住まいる共済」は、標準状態でさまざまな保障をカバーしているものの、特約として追加できる保障範囲が少ないといったデメリットもあります。

  • 類焼損害保障特約
  • 盗難保障特約
  • 借家人賠償責任特約
  • 個人賠償責任共済

加入できる特約はこれだけしかなく、民間保険会社の火災保険と比べると十分とはいえません。このため、より手厚い保障を期待するケースでは、こくみん共済coop以外の火災保険を選ぶ必要があります。

破損や汚損に対する保障がない

民間保険会社の火災保険の多くは、住居で発生した破損や汚損に対しても保障してもらえますが、「住まいる共済」は保証対象外になっており、特約を付けることもできません。

このため、子どもの投げたおもちゃが窓ガラスを割ったり、引っ越しで床や壁を傷つけたりしても、自己負担で修理することになります。

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こくみん共済coopとは!基礎知識

ここまでの説明で、こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」の特徴について把握できたかと思いますが、そもそもこくみん共済coopって何?という人や、どうすれば加入できるのかわからないという人もいるかと思います。

ここではそのような人のために、こくみん共済coopに加入する前に知っておくべき基礎知識をご紹介していきます。

こくみん共済coopの正式名称は「全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)」で、全国の生協や労済などで構成された連合会になります。「生命・医療・住宅・自動車」に関する保障を行っていますが、非営利団体であるため手頃な掛け金で加入できます。

組合員の支え合いによって運営されているため、こくみん共済coopを利用するには、まずは組合員になる必要があります。新しく組合員になるには1,000円の出資が必要ですが、組合員になるための特別な条件などはなく、誰でもすぐに利用できます。

住まいる共済に加入するための流れ

こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」に加入する方法は、WEB経由と窓口の2通りの方法があります。それぞれの手順を見ていきましょう。

WEB経由

WEBページで情報入力
申込書を入手
必要事項の記入・押印
申込書の返送
初回掛金の口座振替または払い込み
共済契約証書の受け取り

WEB経由での加入は自宅で手続きを完了できますが、WEBだけで完結しているのではなく、書類の提出などの作業が発生するため、手続きが完了するまで時間がかかります。また、電話でのサポートになるため、十分な説明を受けにくいといったデメリットもあります。

窓口

近くの窓口へ行く
必要書類のご記入と初回掛け金の支払い
保障開始
共済契約証書の受け取り

窓口で申し込みをする場合には、その場で書類の提出と初回掛け金の支払いを行います。すぐに確認・審査が行われるため、短期間で加入できるといったメリットがあります。また、窓口で時間をかけて説明してもらえるので、保障内容など疑問点がある人は、窓口での申し込みがおすすめです。

住まいる共済に加入するための条件

こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」に加入するための条件は、「出資金を払い込み、組合員になっている」ことのみです。加入するためには審査がありますが、一般的な住宅であれば問題なく加入できます。

住まいる共済はどんな人に向いている?

民間保険会社の火災保険と比べると、こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」は掛け金が安く、魅力的に感じるかもしれませんが、自然災害への保障が弱いといったデメリットもあるため、誰にでもおすすめというわけではありません。

そこでここでは、どのような人がこくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」に適しているのか、詳しく解説していきます。

  • 少しでも安く火災保険に加入したい
  • エコ住宅で暮らしている
  • 貯金があり自然災害への備えを重視していない
  • 必要保障額が6,000万円以内に収まる

上記のいずれかに該当しているなら、「住まいる共済」への加入をおすすめします。それぞれの理由について見ていきましょう。

少しでも安く火災保険に加入したい

「住まいる共済」の魅力は、なんといっても掛け金の安さにあります。最小構成なら年間で2万円台に抑えることも可能ですし、風水害等共済金を付けて地震に対する備えをつけても民間保険会社の火災保険よりも安く抑えられます。

しかも「住まいる共済」なら割り戻し金もあります。どれくらいの金額が戻ってくるかは年度によって異なりますが、掛け捨てになる民間保険会社の火災保険よりもお得感があります。

エコ住宅で暮らしている

太陽光発電システムやエコキュートなど地球環境に優しいエコ住宅で暮らしている場合、1口あたりの年払い掛け金が、木造構造は2円、鉄骨・耐火構造、マンション構造は1円割引となります。300口でも300〜600円の割引にしかならないため少額ではありますが、お得であることには変わりありません。

しかもエコ住宅専用の「住まいる共済」に加入すると、こくみん共済coopが環境活動団体に寄付を行うため、地球環境保全に貢献できるといったメリットもあります。

貯金があり自然災害への備えを重視していない

「住まいる共済」は掛け金の安さが強みですが、お金がないからという理由で選ぶのはNG。自然災害に対する保障が少ないため、自己負担で不足分を補えるだけの貯えがないと、いざというときに住宅や土地を手放すことになります。

丸尾
丸尾

住宅ローンの返済で苦しいという人は、自然災害が起きたときにきちんと保障してくれる民間保険会社の火災保険を選びましょう。

ローンを返済しながらも貯金もできそうだというのであれば、「住まいる共済」をおすすめします。

必要保障額が6,000万円以内に収まる

すでにお伝えしましたように、こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」の共済金は6,000万円が上限となっています。このため、建物を再建して家財も揃えるのに6,000万円以上かかるような物件だと再建に自己負担額が発生します。

高価格帯のハウスメーカーに注文住宅を依頼する場合には、6,000万円を超えることもあり、そのケースでは再建するのに自己負担が発生します。自己負担なしで再建したいなら、必要保障額が6,000万円以内に収まることを確認した上でお申し込みください。

まとめ

こくみん共済coopの火災保険「住まいる共済」は、民間保険会社の火災保険と比べて掛け金が安く、最小構成なら年間2万円台に掛け金を抑えることも可能です。

ただし、自然災害への保障が弱く、洪水などで家が全壊しても、火災等共済金の50〜70%+300万円までしか保障してもらえません。

また、火災等共済金も最高保障額が6,000万円までしかなく、高価格帯のハウスメーカーで注文住宅を建てる場合には、いざというときに再建するために必要な共済金を受け取れない可能性があります。

これらにデメリットを感じないのであれば、「住まいる共済」はとても魅力的な火災保険です。

ただし、最初から「住まいる共済」だけの絞るのではなく、民間保険会社の火災保険と比較しながら、自分に最適だと判断した火災保険を選んでください。

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